ドラマ【ザ・ボーイズ シーズン4】感想(ネタバレ): 超能力暴走の世界で正義は通用するか

The Boys Season 4
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●こんなお話

 ヒーローたちが傀儡大統領を作ろうとしたりして戦うボーイズの話。

●感想

 MMをリーダーとした新生「ザ・ボーイズ」が再始動する中、次期大統領候補の娘が実は能力者であることが判明する場面から始まります。能力を隠していた彼女が、国のトップに立つ可能性があるという事実により、政府や世論がパニックに陥っていく。

 一方で、ブッチャーは能力を得たことで寿命が限られてしまった自身の状態と、息子との距離や過去の行動について苦悩を抱えています。かつての同僚ともすれ違いが生じ、彼は孤独の中で単独行動を開始。その姿はまさに今シーズンの感情的な軸となっており、これまで以上に人間味を帯びた彼の姿が描かれていると思いました。

 ヒューイは、父親が突如として脳卒中を起こしてしまい、危機的状況に直面します。彼は「コンパウンドV」を使って力を得ようと葛藤しますが、土壇場で思いとどまります。しかし、その直後に母親が代わりにコンパウンドVを投与し、結果として父親が超能力を得るという展開に。能力の暴走による予測不能な混乱が巻き起こり、家族の間に新たな緊張が生まれてしまいます。

 また、フレンチは過去の罪を償うために自ら出頭し、刑務所に収監されます。キミコは面会に訪れますが、彼はそれを拒否。心を閉ざしたフレンチ。

 物語の後半では、新たに「世界で最も頭の良い能力者」とされる人物がボーイズに加入。彼の圧倒的な知力と戦略でチームの指揮を取り、これまで以上に組織的な活動が展開されていきます。

 ブッチャーは、超能力者を殺すことが可能なウイルスを開発中の研究者を捕らえ、その研究を進めさせます。しかし、そのウイルスが完成してしまえば、能力者全員を無差別に死に至らしめることになるため、チーム内で激しい対立が発生。倫理と目的の板挟みになる苦悩が描かれます。

 A・トレインはボーイズに一時的に協力するものの、最終的にはその行動がバレてしまい、逃亡を余儀なくされます。そして、大統領候補自身もついにボーイズ側に協力を申し出る展開へと進みますが、そこにブッチャーが関与してくることで物語は次なる局面を迎え、シーズンはおしまい。

 このシーズンではシリーズ特有の過激なバイオレンス描写が健在で、様々な新しい能力者が登場するのも見どころの一つでした。肉体を裂きながら変身するシェイプシフターや、分身能力を持つ男、人食いヤギ、お尻から糸を出す能力者など、奇抜かつ不気味なキャラクターたちが豊富に登場し、視覚的にも驚きと笑いを提供してくれます。

 1話1話のテンポが良く、エンタメ性に富んでいて飽きることがありません。次の最終シーズンへの期待がますます高まる、非常に満足度の高いシーズンでした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2024/07/30 Amazonプライム・ビデオ

原作ガース・エニス
監督フィル・スグリッシア
出演カール・アーバン
ジャック・クエイド
アントニー・スター
ドミニク・マケリゴット
ジェシー・T・アッシャー
エリン・モリアーティ
ラズ・アロンソ
チェイス・クロフォード
トマー・カポン
福原かれん
ネイサン・ミッチェル
コルビー・ミニフィ
クローディア・ドゥーミット
サイモン・ペッグ
ジェフリー・ディーン・モーガン

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