映画【パッチギ !】感想(ネタバレ)

Pacchigi!
スポンサーリンク

●こんなお話

 在日朝鮮人と日本人の恋愛ものの話。

●感想

 1968年の京都ってこんなに荒くれ者の集まりだったんだと勉強になりました。いきなりバス横転させる凄いスタート。
 この時代の空気感は素晴らしいです。先生なんかこんな感じなのかと笑えます。それと役者さんたちがみんな活き活きしていて、そこに根付いている感じが更にリアリティがあり躍動感が感じられる映画なのだと思います。

 ひたすら喧嘩して勝って、したら次襲われて負けて、また仕返しして喧嘩しての繰り返しですが。喧嘩する高校生たちとは別の流れに主人公の高校生が微笑んでいる。
 気弱な日本人の青年とオラオラと周りを気にせず我が道を行く朝鮮人高校生たちの交流。ヒロインがちょっとどういう気持ちなのかな? とわかにくいと思ってしまわなくもないですが若者たちの熱、喧嘩、恋愛、歴史問題、音楽。面白かったです。
 それとフォーククルセダーズの歌が素晴らしくて、【悲しくてやりきれない】や【イムジン河】が流れるクライマックスは歌唱シーン、喧嘩シーン、出産シーンとカットバックで見せて行ってまさにクライマックスという盛り上がりでした。。そして、最後の「私はあなたとヤリたいです」の後の【あの素晴しい愛をもう一度】。だいぶ加藤和彦さんの音楽に救われてるのかなとしない気もないですが。

 人間、主人公とヒロインのようにどんな環境だろうとわかりあえる人たちもいるし。【イムジン河】が流れる中でも戦争をする人たちもいる。いろんな人間がいるのだと教えてくれる映画でした。

☆☆☆

2013/04/27 Hulu

監督井筒和幸 
脚本羽原大介 
井筒和幸 
原案松山猛
出演塩谷瞬 
高岡蒼佑 
沢尻エリカ 
楊原京子 
尾上寛之 
真木よう子 
小出恵介 
波岡一喜 
オダギリジョー 
キムラ緑子 
ケンドーコバヤシ 
桐谷健太 
出口哲也 
笹野高史 
余貴美子 
大友康平 
前田吟 
光石研 
加瀬亮 
坂口拓 
木下ほうか 
徳井優 
笑福亭松之助 
ぼんちおさむ 
江口のりこ 
ちすん 

コメント

タイトルとURLをコピーしました