映画【終わった人】感想(ネタバレ)

Life in Overtime
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●こんなお話

 定年退職後に生きがいをなくした主人公がジェットコースター的に激動の人生になる話。

●感想

 東映のゆるいコメディのプログラムピクチャ的なコテコテのゆるいコメディ映画で主人公の行動や言動にマヌケなSEがついたりする緩い描写が続いていて何とも言えない気持ちになる映画でした。

 主人公は東大法学部で大手銀行を退職後、毎日やることがなくて人生について考えて老後の人生の過ごし方を勉強できるのかな? と見ていると全くそういう映画ではなくて、めちゃくちゃカッコいい舘ひろしさんにありえない展開が怒涛のごとく押し寄せていく映画でした。

 大学院を目指すためにカルチャースクールで基礎を学ぼうとする。そこで若い女性と知り合い恋をして、何とかしようとするけど自分の勘違いで…。更には知り合った若い男性から会社の顧問を頼まれて、やっぱり仕事やと生きがいを感じ始めるけど。若い社長さんに悲劇が遭って、主人公もどんどんピンチになっていくという。

 正直、展開自体はありえない展開が終始続くので個人的にはだんだんとどうでもよくなっていってしまうものでした。ただただ舘ひろしさんがかっこよかったりコメディ演技のレベルの高いお芝居を見られたりと舘ひろしさんで持っている120分だと思いました。

 プログラムピクチャ的なコメディ映画でも全然アリだと思いますが、それにしては120分は長すぎで90分くらいの短さでもいいと思ってしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2019/07/14 DVD

監督中田秀夫 
脚本根本ノンジ 
原作内館牧子
出演舘ひろし 
黒木瞳 
広末涼子 
臼田あさ美 

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