映画【おしん】感想

☆☆☆

●こんなお話

 貧しいおしんが頑張る話。

●感想

 7歳で貧しい農家の娘のおしんは、口減らしのため奉公に出される。そっから苦難の連続のおしん。大人たちの空気を読んで健気に頑張る姿は、それだけで熱いもので反則のような映画でした。

 序盤はおしんと家族たちの日常。お父さんめちゃ厳しくお母さんはおしんを奉公に出さないために妊娠中の身体を極寒の川につけちゃったりします。
 おしんは最初は奉公に出るのを嫌がってたけど、そんな家庭状況を見て自ら「オラ奉公さ行ぐ」と奉公への旅。
 ここから第2幕、おしん苦難の旅が始まって。奉公先の家ではめちゃくちゃ怖い岸本加代子さんの元で必死に働くおしん。7歳の子どもが頑張る姿を見てるだけで辛いです。
 んで案の定、そこで濡れ衣着せられて、おしん耐えられない。
 猟師さんに拾われて次の出会いがあり、そこで読み書きを教えもらい、ハーモニカをもらって幸せに過ごすけど……。

 ロードムービーのごとく出会いと別れを繰り返し、そこで頑張るおしんの姿。というのは21世紀の飽食文化の現代から見ても普遍的なものを描いていて心に届く内容だと思いました。
 主人公のおしんが周りの空気を読ん自らの言い分とかをグッと抑える姿がTHE健気。

 けれど、漁師のお兄ちゃんの退場の仕方とか急すぎて笑っちゃうし。奉公先のわがまま孫娘の急な改心など展開がグイン! と急カーブするところは笑ってしまいそうになりました。
 とはいえ「女は自分のために働いてるんでね。親や亭主、子どもたちのために毎日働いているんだ。それが当たり前だ」という明治の女性のすごさを確認できる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2013/10/14  TOHOシネマズ南大沢

監督冨樫森 
脚本山田耕大 
原作橋田壽賀子 
出演濱田ここね 
上戸彩 
岸本加世子 
井頭愛海 
小林綾子 
満島真之介 
乃木涼介 
吉村実子 
ガッツ石松 
稲垣吾郎 
泉ピン子 
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