●こんなお話
彼氏がいないと友達がいなくなるという壮絶な世界の高校で、嘘ついて学園イチのイケメンと付き合ってることにした主人公とドSな彼氏さんの話。
●感想
主人公が高校は友達グループによって決まるみたいなナレーションがあって、彼氏とどういうプレイをしているのかという話をしている中、主人公もその会話に参加して彼氏がいることを話す。けどそれは嘘で友達に協力してもらっていて何とか友達にバレないように必死。
街で出会った男性主人公を盗撮して彼氏だと友達に見せたら同じ学校の8組の男性だということがわかって友達たちが見に行ったらその男性主人公も話をあわせてくれる。
けど男性主人公は女性主人公に「俺の犬になれ」的なことをスレイブとして扱う。そこから友達に見せるためという理由で男性主人公にデートとかを付き合ってもらうけど、その度に人格否定発言とかをされたりする。女性主人公のことに好意を持っているぽい同級生とデートに行ったりするけど、その男性も主人公に酷い発言をして男性主人公が現れてぶん殴ったり。
男性主人公のお姉さんと大食い対決をして仲良くなったり、女性主人公のことに好意を持つ暗い同級生と仲良くなったり、男性主人公が風邪をひいたので看病する女性主人公だったり。
女性主人公は本気で男性主人公のことが好きになったことを話すけど、それもバカにされて怒った女性主人公はもう関係を絶って友達グループに本当のことを話したらドン引きされてLINEで大量のいじめ発言が投稿されたり。
修学旅行を1人で過ごしていたら暗い同級生が一緒に行動してくれて告白してくれるけどやんわり断って、女性主人公は男性主人公からもらったキーホルダーをなくして探して見つけたところに男性主人公が現れてキスをして結局2人は付き合うことになっておしまい。
渋谷でのロケや神戸のロケなど視覚的に楽しんで見ることができて少女マンガ原作の宿命か親や先生はいない世界で学園生活で彼氏彼女の問題の実を描いている作品でした。
主人公の高校は彼氏がいないと友達ができないという壮絶な世界で、もし自分がそこで評価される高校にいたら即転校しよううと思う世界ですが、最終的にそういうのはバカバカしいと思って終わるので、最初からわかりきっているものを描いてるだけなので終始退屈に感じてしまいました。
主人公が好きになる男の子にあまり魅力を感じることができず、彼も悩んだりしますが、それもまた最初からそうだろうなとわかりきっているという答えに向かっていくだけなので単純で退屈でした。主人公は、主人公のことを思う地味でおとなしい男の子よりも結局、学園イチのモテモテに行っちゃうのかと現実の厳しさを教えてくれる映画でもありました。
高校生とかをターゲットに作られている映画だとは思いますが、これを見てリアリティを感じるとしたら怖いし、ありえない世界のファンタジーとして見て楽しんでいるのか知りたくなる映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2017/02/01 Blu-ray 2024/12/26 Amazonプライム・ビデオ
監督 | 廣木隆一 |
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脚本 | まなべゆきこ |
原作 | 八田鮎子 |
出演 | 二階堂ふみ |
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山崎賢人 | |
鈴木伸之 | |
門脇麦 | |
横浜流星 | |
池田エライザ | |
玉城ティナ | |
吉沢亮 | |
菜々緒 |
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