映画【ワンナイト イン モンコック】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ホンコンでマフィアと警察の戦いに巻き込まれる話。

●感想

 貧困で売春や殺しをやるという設定なんかは面白い設定で、本当にあるんだろうなと説得力ある設定で面白く見ることができました。
 モンコックという密度の高い街でのロケは、映像として面白く興味をもってみることができました。全編ほとんどがロケで、夜の街のテンションの高さが伝わっていたと思います。
 バイオレンスシーンもなかなかハードでよかったです。

 ただ、きっかけとなる事件が起こる冒頭15分ほどのやたら凝った映像なんかで、非常にわかりずらくてもったいなかったです。

 それに、田舎から出てきた殺し屋の目的が殺しの仕事をうけたはずなのに。延々と失踪した恋人を探しているだけで、この街に何しにきたんだという気持ちになってしまいました。
 一緒に行動することになる娼婦も、道案内という名目で一緒にいますが。それも、大して一緒にいる理由にはならず。案の定、何のきっかけもなく「ここまででいい」と離れようとします。一緒にいる理由もわかれる理由もないので、2人で行動する必然がないように思えました。

 救いようのない終わり方で、何とも重たい気持ちのまま見終わる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/05/22 DVD

監督イー・トンシン 
脚本イー・トンシン 
出演ダニエル・ウー 
セシリア・チャン 
アレックス・フォン 
チン・カーロウ 
ケン・ウォン 
アンソン・リョン 
ラム・シュー 
サム・リー 
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