映画【ナイトピープル】感想(ネタバレ)

Night People (2013)
スポンサーリンク

●こんなお話

 ヤクザのお金が強奪された事件が発生している中、バーを営んでる男の前に美人のヒロインであるファム・ファタールが現れて運命を翻弄していくという話。

●感想

 明らかに何かを隠しているヒロインに事情を知っている悪そうな刑事が現れて、大金を巡ってヤクザとの戦いに巻き込まれていきますが。ヤクザのお金を奪われた男がカタキ役として登場しますが、この男がこの映画で1番純粋な役で面白いキャラクターでした。自分を今の状況にした憎き相手をひたすら追いかける。
 主人公にも過去があって、ヒロインはそのことを……。という展開。

 90分という短さなので次から次に転がっていって、さっきまで思っていたことが真逆になって登場人物たちの衝突が二転三転する勢い重視なので、そんなアホなと思ってしまうような流れですが。勢い重視なので気にならないです。それよりもお金を巡る追いかけっこ。
 主人公に味方するペンション経営している女性の謎の行動が笑えます。ショットガン撃ってるんですけどと。女性のそばにいるメガネさんの行動もカッコいいです。天に向かって覚悟を決める姿が熱いです。
 銃撃戦の迫力も凄くて山の中での戦いから何故か商店街で無茶苦茶に撃ちあうという。

 悪い警官が絡んできますが、この人が結構オマヌケなのがもう少し何とかならなかったのかなと思わなくはないです。一体、何回チャンスがあって何回ミスしてるのかと。
 とはいえ、最後にこの警官に言うヒロインが言う台詞「話がなげーんだよ、オッサン」という台詞は近年の長いだけで中身のない映画に対するメッセージだと受け取れる痛快な台詞で最高でした。

☆☆☆

鑑賞日:2013/01/14 シネマート新宿

監督門井肇 
脚本港岳彦 
原作逢坂剛
出演佐藤江梨子 
北村一輝 
若村麻由美 
三元雅芸 
杉本哲太 
タイトルとURLをコピーしました