映画【肉の蝋人形(1933) 】感想(ネタバレ)

MYSTERY OF THE WAX MUSEUM
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●こんなお話

 蝋人形館で殺人事件が起こっているのを捜査する新聞記者とかの話。

●感想

 独特の色合いが印象的で1933年に制作されたとは思えない怪物の特殊メイクとかがすごいです。それに主人公が女性でこの当時の女性の社会進出とかの時代背景としても楽しめる映画でした。

 主人公の記者が自殺したモデルの調査を命じられて、遺体安置所に行ったら速攻で遺体が盗まれるという。そして街で開かれた蝋人形館に行ったら、そのモデルそっくりな人形があってこの場所が関係しているのではないかと調査していく。

 蝋人形の顔のアップが明らかに普通に人間だったり、終始、主人公記者のやりとりがコミカルだったり。事件の真相が明らかになるのが、ヤク中の助手が逮捕されて、すぐに自白しちゃって警察が乗り込んでクライマックス。というのとかが制作年のためかあっさり風味でした。犯人が射殺されるのもあっさりとやられていってサスペンスとか緊張感とかあまり感じられなかったです。 

 新聞記者と親友のヒロイン的キャラクターが2人いるので、どっちかに統一してほしかったです。それにエピローグも主人公の記者が編集長を取るか大物経営者を取るかとか正直どうでもよかったです。

 とはいえこの時代のホラー映画怪奇映画が見られて楽しい時間でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/09/17 DVD

監督マイケル・カーティズ 
脚本ドン・マラリー 
カール・エリクソン 
原作戯曲チャールズ・S・ベルドン 
出演ライオネル・アトウィル 
フェイ・レイ 
グレンダ・ファレル 
アレン・ヴィンセント 
フランク・マクヒュー 
ギャヴィン・ゴードン 
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