映画【東京無国籍少女(2015)】感想(ネタバレ)

mukokuseki
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●こんなお話

 高校でいじめられっ子の女の子の話。

●感想

 クライマックスで今までの展開とはうってかわってジャンルが変わってアクションシーンが始まるというもので戸惑いました。見せ場として主人公の女の子が覆面の外国兵とナイフや銃で戦う。というのは盛り上がりますが、そこに至るまでの主人公の背景やなんかは一切説明されないので、世界観に入り込むのが大変でした。それが90分のほとんどを占める為、なかなか集中力が必要なアート映画でした。

 かといってクライマックスの銃撃戦とかもジャンル映画として見ても盛り上がりに欠けて、ひたすら女子高生が血まみれになりながら戦う。というのを見せる短編とかだったらまだ盛り上がれそうですが、結局目が覚めたら…。という夢オチもズッコケてしまうものでした。

 見終わってみると伏線みたいなのがあって、話している途中に地震が起こったり、学園祭が近いのに全くの無機質の学校風景だったりとかありましたが、映画を見終わって腑に落ちるということはなかったです。

 90分というのがもっと長く感じてしまう作品でした。

鑑賞日: 2016/11/14 NETFLIX

監督押井守 
脚本山邑圭 
原案山岸謙太郎
出演清野菜名 
金子ノブアキ 
吉永アユリ 
花影香音 
りりィ 
本田博太郎 

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