●こんなお話
母親の死をきっかけに母親のことを知っていく話。
●感想
今まで離れていた母親が突然やってきて共同生活をしていき、親子の大切さを再確認するという。親子物の王道を行くような展開にほっこりとする笑いを挟んだ吉田監督作品らしさもある映画で暖かい気持ちになれる映画でした。
大きな山場もないけど、序盤にいきなり現れる母親。素直になれず突き放してしまう娘。突然の母の展開があり、母親の故郷で母の姿を知っていく。
誰であれ、「母親」という存在は特別なもので。そこを突いてくる作品で、しかも母親になる前の母親がどういった人だったのかを探っていくというのは大事なことだと思いました。
前半は突然現れた母親との共同生活で素直になれない主人公。中盤にいきなりの急展開があって、母親の故郷へ行く。ここから旅館の親子と母親の友だちでシングルマザーとの交流になりますが。自分の母親と照らし合わせて、自分ができなかったことを旅館の息子さんやシングルマザーにぶつける展開になりますが、堀北さんの気持ちの出し方が単調だので、クライマックスで感情を爆発させても特に何も感じなかったです。
母親役の余貴美子さんや運転手の温水洋一さんが素晴らしいお芝居でよかったです。口は悪いけど実は優しいお兄さんの松田龍平さんも素晴らしい存在感でした。
ただメインの役者さんがお芝居している中で、手前や奥の役者さんが笑いを入れてるのとかこの作品には合わないんじゃないかと思いました。ファミレスで主人公たちの手前で同じメニュー2つ食べてる男とか、そっちばかり気になって声優学校入学の相談の話が頭に入ってこなかったです。
主演の堀北真希さんが壮絶に可愛く映されている映画でよかったです。
☆☆☆
鑑賞日: 2014/01/04 TOHOシネマズ南大沢
リンク
監督 | 吉田恵輔 |
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脚本 | 吉田恵輔 |
仁志原了 |
出演 | 堀北真希 |
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松田龍平 | |
余貴美子 | |
温水洋一 | |
麻生祐未 | |
ガダルカナル・タカ | |
ふせえり |