映画【ミラクル/奇蹟】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　ひょんなことから黒社会のボスになってしまっててんやわんやのお話。

●感想

　派手な映像や動き回って長回しのカメラワークなんかは見ていて楽しく、やっぱりジャッキーのアクション。今回はクライマックスの戦いも縦横無尽に動いて、縄跳びをピョンピョン飛んだりするところなんか凄かったです。

　オリジナルの【一日だけの淑女】は95分程度ですが、こちらは127分とちょい長くなってますが。その分ダルく感じてしまいました。
　冒頭、ジャッキーが香港へやってきて仕事を探していて流れでマフィアのボスになるところから描かれますが。ここからして無茶苦茶で、何でさっきまでどこの馬の骨かもわからないような男にマフィアの子分たちが従うことになるのかがわかりませんでした。
　とはいえ、ジャッキーが親分になったんだから「これからは悪さしちゃダメだ」と。

　そんなときにバラ売りの老婆が困っているのをマフィアたちが協力して助けるという流れですが、この中盤もそんなに面白味を感じることができませんでした。
　コメディ担当の刑事さんが出てきたりしますが、たいして障害としての役割ではなく。ただのコメディ担当で時間だけが流れていくだけにしか見えないです。

　嘘をついて正体がバレるのかバレないのかというハラハラドキドキも特になく、テンポも悪くて1つ1つのシークエンスが長くて、見せ場もそんなになくて、ちょっと退屈な映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2013/04/24　Hulu