●こんなお話
田舎から都会にやってきて人身売買組織と対立する話。
●感想
冒頭の田舎の風景の美しさの中、主人公がインドネシアの格闘技のシラットの演武的なものを披露するスタートから綺麗でかっこよくてツカミはバッチリでした。
お話自体は単純明快で田舎から都会に出てきた主人公が都会で格闘技道場を開いて子どもたちに格闘技を教える夢を持っているけど、なかなか上手いこと行かなかったところにたまたま出会って少年とそのお姉さんが人身売買組織に狙われているところを救って対決していくという。
その中でのシラットのアクションシーンの見せ方も上手くて盛り上がる楽しいアクションシーンの数々でした。カタキ役の白人さんの足の開脚っぷりとか凄かったです。自分と同じような境遇を持っているであろう男にアドバイスされて、その男がクライマックスで戦うことに…という展開も熱い展開でよかったです。故郷で帰りを待つお母さんとその家族とのやりとりもエピローグでは良いバランスでよかったと思います。
ただ話のコロガリが主人公が偶然見つけて次へと展開していくとか偶然過ぎて上手くいきすぎに思ってしまったり、ライバルとのエレベーターバトルももう少しそのライバルとの関係性を深く描いてからのほうがもっともっと盛り上がったと思いました。結構あっさり登場して戦いに入るので、盛り上がりは少なかったです。
とはいえ、インドネシアの熱いアクション映画で面白かったです。
☆☆☆
鑑賞日: 2020/01/02 DVD
リンク
監督 | G・H・エヴァンス |
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脚本 | G・H・エヴァンス |
出演 | イコ・ウワイス |
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