映画【モンスターズ 地球外生命体】感想(ネタバレ)

monsters
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●こんなお話

 地球外生命体がいる地域からの脱出する話。

●感想

 タイトルからだとクリーチャーがバカスカ襲ってくるものを想像してしまいすが。モンスターのいる世界で逃げる男女の話なので、ハリウッド的なスペクタクルのあるシーンを期待すると肩透かしをくらうこと間違いないです。

 低予算で作られた割に、ちゃんと米軍が戦うシーンがあったり。ヘリや戦車が登場したり。怪獣に車がブリーン! と持ち上げられたり。ずらーっとでかい壁のシーンがあったり。全くもって安っぽくないのが凄いです。どうやって撮影して編集してるのか知りたくなりました。

 モンスターとは一体何のことを言ってるのか? とこの映画を観てると軍の爆撃によってたくさんの死傷者が出ていると嘆くキャラクターたちを見ていると感じることができました。
 メキシコ人と接していくうちに、モンスターはこちらから攻撃しない限り襲ってこない。そして、卵を植えつけていて。それを守るための戦いをしているらしい。
 それを知っていくうちに、序盤は嫌々旅をしていた2人の変化が見られるようになって。
 クライマックスで起こるモンスターの交わりで、主人公達は感動します。主人公たちは、新聞記者と社長令嬢と身分が違い。そして別々の車に乗せられて別れるという。モンスターは結ばれるのに、自分達は結ばれないという悲しさ。ちょい感動してしまいました。キスシーンは突然すぎましたが。

 海外旅行で1番やっちゃいけないとされるパスポートを失くすという大失敗をしてしまう男でしたが。それに対してのリアクションが全くない女性に驚きでした。もっと悪態をつくなり失望するなり反応があるはずですが、あっという間に現実を受け入れ。危険地帯である陸路を選択してたのが、よくわかりませんでした。
 それに、物語のメインとなるのは危険地帯の陸路に入るところからスタートするので。そこまでがちょい長いと思いました。しかも、その理由が男の煩悩。

 ちょっと、危険地帯を抜けるのがあっさりしていたり。派手な映画でもないので、好き嫌い別れる映画だと思いますが。90分、飽きずに楽しめた映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/07/27 DVD

監督ギャレス・エドワーズ 
脚本ギャレス・エドワーズ 
出演ホイットニー・エイブル 
スクート・マクネイリー 
フェルナンド・ララ 
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