●こんなお話
人間を喰らう怪物を捕まえた高校生たちが、怪物を拷問したりしていくうちにどっちが怪物か分からなくなっていく
●感想
主人公はいじめられっ子でいじめっ子グループと友達になるために無理やり一緒にいるけど、かなり無理をしている中、人間を食べる怪物と遭遇して捕まえたことからさらに過激になっていくという。
とにかく前半からいじめというよりもはやサイコパスな登場人物たちの無軌道な暴力が延々と映し出されて見ているのが物凄く疲れる映画でした。人間ここまで残酷になれるのかという。担任の先生とかの酷さっぷりも最高で、いじられているのがわかっているのに「あなたに原因がある」とかいじめをスルーしたり、いじめっ子に対して「父親を呼び出そう。いや、そういえばこの子の父親は刑務所にいて…」と話し始めるくだりとかムカムカが最高潮の極悪先生っぷりでした。
捕まえた怪物をいたぶって喜ぶ高校生たちも胸糞悪くて、人間を食べる怪物より人間のほうが怪物というわかりやすいテーマっちゃテーマですが、ここまで醜悪なものを見せつけられるのが最高であり最低の映画でした。
ホラー映画スプラッタ映画としての側面もちゃんとやっていて、怪物の造形だったり虐殺シーンとかもテンションのあがるシーンがいっぱいでした。印象的に【YEN TOWN BAND】の【My Way】が流れるのも決まっていてよかったです。
そして決着のつくラストシーンが問答無用のカタルシスでカッコいいエンディングの映画だったと思います。
☆☆☆☆
観賞日:2018/11/30 キネカ大森
リンク
監督 | ギデンズ・コー |
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脚本 | ギデンズ・コー |
出演 | トン・ユィカイ |
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ケント・ツァイ | |
ユージェニー・リウ | |
チェン・ペイチー | |
ジェームズ・ライ | |
タオ・ボーメン | |
リン・ペイシン |
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