●こんなお話
フィスクと戦うデアデビルや仲間たちの話。
●感想
「ディフェンダーズ」で傷ついたデアデビルですが、序盤は協会で匿われて傷をいやすマシューとキングピンことフィスクが刑務所で刺客に襲われたこときっかけで情報提供の見返りにスイートホテルで生活することになって、どうやら反省してるっぽいけども。だんだんと本性を出してきて次々に周囲を屈服させていく。なかなかの怖さの悪役でした。
序盤はデアデビルが主人公というよりカタキ役のフィスクが主人公となっていて彼がいかに周囲を操っていくかというのがじっくりと描かれていきます。凄腕の捜査官に目をつけて、彼の情報を掘り下げたり。ここら辺が個人的には冗長に感じてしまいましたが、彼が屈服してニセデアデビルが現れてからは一気に話が進んで面白くなっていきました。デアデビルの母親も判明したり。
デアデビルは友人たちと一緒だと命の危険があると序盤は単独で行動しようとするけれど、やはり仲間が大切と後半で再びみんなでチームとしてフィスクに挑んでいくクライマックスは感動できるものでよかったです。
アクションシーン全体もマーベルのドラマでは群を抜いていて迫力が素晴らしく、特にフィスクを襲撃した敵対する組織のボスがいる刑務所に入って彼に出会うまでと脱出するまでの長回しとか最高です。フィスクに支配された捜査官がやはり正義のために裁判で証言しようとして襲撃されるとかも聴力を活かして共同で撃退するのとかも燃えるアクションシーンでした。ニセデアデビルがブルズアイとなって、その辺にあるものをぶん投げて戦うのはちょっとオマヌケに見えるアクションでかっこよくはなかったです。
最後の最後までフィスクの圧倒的支配力にやられっぱなしの主人公サイドだけれど、チームで弁護士らしく法律で勝負しデアデビルとしてフィスクとブルズアイの三つ巴のアクションで盛り上がる最終話。またいったん、フィスクの軍門に下るけど、やはりこれではいけないと立ち上がるけど司法の場にもフィスクの魔の手が及んでいてこれでもダメかとなった後の遺言のくだりも熱いキャラクターだったと思います。
まだまだ続くぞ的な終わりだったけれど打ち切りになってしまったのが悲しいデアデビルでした。
☆☆☆☆
鑑賞日:2021/03/23 NETFLIX
製作総指揮 | マルコ・ラミレス |
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ダグラス・ペトリ | |
ジェフ・ローブ |
出演 | チャーリー・コックス |
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デボラ・アン・ウォール | |
エルデン・ヘンソン | |
ロザリオ・ドーソン | |
ヴィンセント・ドノフリオ | |
ジョン・バーンサル |