映画【ミツコ感覚】感想(ネタバレ)

mituko
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●こんなお話

 河原で写真を撮っていたら、写真雑誌の記者を名乗る男に声をかけられて、執拗に連絡先を聞いてくる。そこに通りかかった姉とその上司である不倫相手。美人姉妹を取り巻くヘンテコな人たちの物語。

●感想

 舞台劇のような独特の会話劇で最初から最後まで、画面の誰かがイライラしててかつヘンテコなおかしさがありつつ不穏な空気が漂うという不思議な映画でした。
 アクションとリアクションをする人の独特の間が見てて気持ち悪くて、不快感が凄いことになってました。日常を描いたような作品でありながら、非日常的な人たちばかり。
 話もどこから始まってどこに向かってるのかがわからないのが見てる間、不安な気持ちにしてくれるのだと思いました。

 何と言っても謎の男の三浦という人が口から嘘ばかりついてる男で強烈なインパクトでした。
 けども話として、姉の不倫だったり妹の就職だったり恋人の死、父の再婚、不倫相手との修羅場だったり個々のエピソードが弱くて、100分間長く感じてしまいました。
 それよりも会話劇のイライラが強くて、しかもみんな自己中心的だしで、ちょっと集中して見てるのが辛い映画でした。
 せっかく主人公が写真を撮ってるのだから、それが何かしら物語に関連付けてほしかったと思いながら見終わる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/05/06 DVD

監督山内ケンジ 
脚本山内ケンジ
出演初音映莉子 
石橋けい 
古舘寛治 
三浦俊輔 
山本裕子 
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