映画【ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 超能力的な力やミュータント的な身体を持つ子どもたちと目玉を食べる怪物の戦いの話。

●感想

 主人公が迷い込む学園の子どもたちの能力が面白くて、彼らが力をあわせてクライマックスで戦うのとか盛り上がりました。特にハリーハウゼンの映画のような骸骨の戦いも面白かったです。 

 ただキャラクターのギミックの面白さの出オチがすべてで、ストーリーやキャラクターの背景などの面白さはあまり感じられなかったです。それでいてタイムリープとか何度も繰り返す1日などの設定がボケッと見ていると振り落とされてしまって、いま誰が何をする話なのかついていけなくなってしまいました。 

 それにこの内容で120分は長く感じて、主人公が奇妙な世界に入り込むまで鈍重に感じてしまいました。それでいてやっと本筋に入ってもその世界の説明がまた続くのでさらに退屈でした。 

 主人公はなぜ最後に子どもたちと一緒にいることを決断したのか駆け足すぎてわからないし、お父さんと和解したのかも描かれていないのとかも不満でした。いくら無事に過ごせるからと同じ日を永遠に繰り返すのは地獄ではないのかと、子どもたちが素直に楽しんでいるのが不思議でした。そもそもループって何だろう? 最初に主人公のもとに子どもたちがあの廃墟に現れたのはなんでだろう? おじいさんはなぜ異能者の存在のおとぎ話して喋っているのに武器や戦い方を教えてくれなかったのだろう? おじいさんはカタキ役たちに今まで何で狙われなかったのだろう? と矢継ぎ早に疑問点が出てきてストーリーに入り込めなかったです。 

 ちょっと設定についていけなずにこの映画のルールを理解するのに大変な映画でした。 

☆☆

鑑賞日: 2017/02/09 TOHOシネマズ日本橋

監督ティム・バートン 
脚本ジェーン・ゴールドマン 
出演エヴァ・グリーン 
エイサ・バターフィールド 
サミュエル・L.ジャクソン 
ルパート・エヴェレット 
アリソン・ジャニー 
クリス・オダウド 
テレンス・スタンプ 
ジュディ・デンチ 

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