●こんなお話
病気で外に出られない主人公が窓からカメラで近所を盗撮するのが趣味でユダの血統が現れて大変な話。
●感想
病気の主人公はアパートの窓からカメラで近所の住民を盗撮したり外を歩いたりしている人を覗く。妹とお母さんがいて、妹と一緒に怪しい人間を探索したりしていて妹が付き合っているのが麻薬の売人で嫌だなとなったり、妹が女性を連れてきて女性は主人公に対していい感じだけどアレルギーが出ちゃって近づけない。
そしたら殺人を目撃して大変となって警官を読んで相談するけど真面目に取り合ってくれないし。その警官がお母さんと関係を持って父親代わりになる。ゴミ男という怪しいと思っている相手の部屋に妹が忍び込んでピンチになりそうになったり。
ゴミ男は事情を知っている様子で実は博士で、主人公が警官だと思っていた人物が何人かいてその人物たちとユダの血統について話しているときにユダの血統に襲われて、その場にいた妹負傷して博士に囮にされてしまう。
博士の部屋で主人公と恋人になりそうな女性、更に母親がやってきたらユダの血統に刺されて母死亡。部屋が燃えてヒロイン火傷。博士もユダの血統に襲われて死亡。主人公は冷蔵庫に隠れてたらガスとか薬とかが引火して大爆発して、病院で目覚めて終わりという。
全編に渡ってゆるい音楽が流れる中、80分もない時間で45分くらい経ってもあまり事件が起きずに主人公の盗撮で近所の住民の紹介があったり。殺人鬼みたいになっちゃったユダの血統が麻薬の売人とかを惨殺していくのを目撃したり、目撃したと思ったら誰かを呼びに行って肝心なときを目撃できないといううっかりミスが辛いです。目の前でどんなピンチが起きようと基本何もしない主人公というあまり見たことのない主人公像でした。
アレルギーとか持っていて外に出られないのかと思いきや結構出たりしてどういう状態なのかとかもわからず。さらに妹がクライマックスでユダの血統に刺されて、その状態でエサとして囮にされて車のトランクに閉じ込められて襲われてというかわいそうすぎたり、お母さんも背中からぶっ刺されてという主人公の家族が踏んだり蹴ったりでした。お母さんもお母さんで使えない警官のおじさんとおさかんだったりどういう気持ちになればいいのかわからないキャラクター。
ランス・ヘンリクセンが大御所としてユダの血統の博士みたいな役割で出てきますが、この人も何がしたいのかわからず。事情を知る警官だか政府の人だかとユダの血統を捕まえようとしていたのか何なのかのときに襲撃されて皆殺し。ランス・ヘンリクセンは主人公の妹をエサにして逃げて「この街は終わりだ」ということで主人公に話すけど部屋で襲撃されておしまいという動機とか読めず盛り上がれなかったです。
1作目2作目と違う作風なのは面白い設定ですが終始盛り上がれず体感時間の長い80分でした。
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鑑賞日:2022/09/07 U-NEXT
監督 | J・T・ペティ |
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脚本 | J・T・ペティ |
出演 | カール・ゲアリー |
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アレクシス・ジーナ | |
アマンダ・プラマー | |
ジョン・カペロス | |
ランス・ヘンリクセン |