映画【ミッドサマー】感想(ネタバレ)

midsommar
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●こんなお話

 スウェーデンの奥地で90年に一度開かれる祝祭で恐怖体験するアメリカ人たちの話。

●感想

 白夜の中に緑の大地に青い空に黄色い神殿に白い衣装を着た人たちという映像とドラッグを摂取したことによるトリップ映像となかなかのカルト作になっていました。良い意味で不快なところが多くて楽しい映画でした。

 突然始まるショッキングなシーンが黒沢清監督作品のバイオレンスシーンっぽくてよかったです。特にワンカットでの飛び降りやハンマーで頭を…とかは黒沢清作品のイメージが強かったです。

 2時間30分という長さが結構長く感じて、コミュニティの奇妙な描写を結構長いこと描くので退屈に感じるところが多かったです。ずーっと踊っていたりするのを呆然と見つめている時間が多かったです。

 突き抜けるところまで行くとHシーンも爆笑のシーンに仕上がっていて、これほどまで笑える濡れ場はあまり見たことがなくてフレッシュな濡れ場でした。それに神聖な木を汚したアメリカ人を睨み続ける男や主人公の彼氏のことが好きな村の女性がずっと見続ける女性のカットが挿入される食事シーンも笑えるコメディとなっていてよかったです。

 とはいえ、全部ドラッグの力で主人公たちをおかしくしていってしまって、ドラッグ絶対ダメというのが勉強になる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2020/03/16 シネマサンシャイン平和島

監督アリ・アスター 
脚本アリ・アスター 
出演フローレンス・ピュー 
ジャック・レイナー 
ウィル・ポールター 
ウィリアム・ジャクソン・ハーパー 
ウィルヘルム・ブロングレン 
アーチー・マデクウィ 
エローラ・トルキア 
ビョルン・アンドレセン 
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