映画【嫌われ松子の一生】感想(ネタバレ)

memories-of-matsuko
スポンサーリンク

●こんなお話

 嫌われ松子の一生の話。 

●感想

 これぞ中島哲也監督作品! というカラフルでポップな極彩色豊かな映像にCMっぽいカットの早さや量で圧倒される作品で、130分ハイテンションで進むので見終わるとどっと疲れる作品でした。 

 話自体は1人の女性が教師をやっていて生徒が起こした盗難事件をきっかけにどんどんと転落していくのを彼女の甥と一緒に追体験する話なので、これほど見ていて辛いことはないです。自ら不幸に突っ込んで行っているように見えてただただ辛いです。 

 ただ圧倒的パワーのある作品だとは思いますが、その演出が全面にですぎてしまって、役者さんや他のスタッフさんたちというより演出が主役のような映画でそれが好き嫌い別れそうな映画になっちゃってると思いました。カメラの後ろにいるのではなく、前へ前へ出てきちゃってるのがそのつもりはなくてもそう感じ取ってしまう独特の映画でした。それに全部が全部を説明する映画で、甥が主人公の松子のことを聞いて回る展開ですが、会ったらすぐ語り始めていってそれが全部説明で真実がわかっていくという映画的なカタルシスよりテレビ的な作劇だと思いました。 

☆☆☆

鑑賞日: 2017/07/06  Amazonプライム・ビデオ

監督中島哲也 
脚本中島哲也 
原作山田宗樹 
出演中谷美紀 
瑛太 
伊勢谷友介 
香川照之 
市川実日子 
黒沢あすか 
柄本明 
木村カエラ 
蒼井そら 
柴咲コウ 

コメント

タイトルとURLをコピーしました