映画【イップ・マン外伝 マスターZ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 無表情の詠春拳の使い手のお父ちゃんがお世話になった人が傷つけられて、再び詠春拳を使って悪人に立ち向かう話。

●感想

 単純明快なストーリーに数多くの趣向を凝らしたアクションシーンが満載でカタキ役の役者さんが何気に豪華で、それに主人公が立ち向かう姿が熱い映画でした。

 主人公はほとんど笑わない男だけど、愛する奥さんと息子がいて新生活でバーで働くことになって、そこのオーナーだったり女性だったりにお世話になったら当然悪人たちの魔の手が忍び寄ってきて、主人公が怒りの鉄拳をくらわすという今どき珍しいわかりやすさで悪く言えば古臭いストーリーですが。それが古臭く感じずにむしろわかりやすくて面白い構成になっていると思いました。それはやはりアクションシーンが迫力あるものなのでそちらでストーリーを語っているので、感情の動きがわかりやすいほうがいいと思いました。

 タイのトニー・ジャーや【ゴッドファーザーPART3】のアル・パチーノ的な堅気になりたいミシェル・ヨーに美味しいステーキを出す叔父さんだと思っていたデイブ・バウティスタと豪華なキャストが主人公の前に立ちはだかって楽しかったです。

 イギリス人が相変わらず極悪人で警察もイギリス人のいいなりでという描かれ方とか安直じゃないかなとか冒頭での主人公の殺し屋稼業の設定とかいるかな? とか思わなくはないですが、「詠春拳 張天志」と立ち上がってどーんと見得を切る主人公がめちゃくちゃカッコいい映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2019/07/12 DVD

監督ユエン・ウーピン 
アクション監督ユエン・シュンイー 
脚本エドモンド・ウォン 
チャン・タイリー 
出演マックス・チャン 
デイヴ・バウティスタ 
ミシェル・ヨー 
トニー・ジャー

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