映画【麻雀放浪記】感想(ネタバレ)

Mahjong Horoki
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●こんなお話

 終戦直後の日本の麻雀士たちと出会って成長する若者の話。

●感想

 終戦直後の雑多な風景の中、青年が様々な人に出会い麻雀を戦っていくという話で。終戦直後の映像の雰囲気が素晴らしくて、その中で魅力的なキャラクターたちを演じる役者さんたちも最高でした。
 麻雀を知らないのに麻雀のシーンでは緊張感が伝わってくるのが、どうやって作ってるのか知りたいです。カメラがくるくると回ったりして視覚的にも飽きないようにされていて面白かったです。

 主人公の真田広之さんの青臭さ、ドサ健を演じる鹿賀丈史さん二枚目っぷり、出目徳役の高品格さんの本物の博奕打ち感、女衒の達さんの加藤健一さんも素晴らしくて、登場人物全員がどこかおかしくて最高です。
 博奕打ちの自己中心的な考えだったり、死んだら負けと死体を蹴落としたりと非情に見える男たち。
 音楽や効果音が少なくて、家の権利書が行ったり来たり。そしてたくましく生きる登場人物たちの映画でした。

 勝負に勝つとは負けるとはというのを教えてくれる素晴らしい映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2013/05/08 DVD

監督和田誠 
脚本澤井信一郎 
和田誠 
原作阿佐田哲也 
製作角川春樹 
出演真田広之 
大竹しのぶ 
加賀まりこ 
内藤陳 
吉田良全 
篠原勝之 
城春樹 
天本英世 
佐川二郎 
笹野高史 
逗子とんぼ 
瀬田義久 
香野麻里 
グレゴリー・チャプマン 
モーリス・カー 
酒井務 
山本緑 
松浪志保 
名古屋章 
加藤健一 
高品格 
鹿賀丈史 

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