映画【アメイジング・スパイダーマン2】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 電気ビリビリ男とか親友とかいろいろ襲ってくる話。

●感想

 大迫力のアクションシーンでそれがあるだけでも作られた価値のある映画で凄かったです。
 話も現代的な問題を物語に取り込んでいてよかったと思います。軍需産業がエネルギーを支配していたり、遺伝子の問題だったり。

 けれども登場人物たちの行動が首をかしげるもので、迫力のアクションシーンでその場では興奮しますが、物語には入り込めないので盛り上がらなかったです。

 主人公の成長が見られないのが1番痛かったです。そもそも親友との対決が描かれていきますが、なぜこの2人がぶつかりあうのかもよくわからなかったです。すぐに怒りをぶつけあうので、アクションシーンは配置されて面白いとは思いますが。主人公は何故話し合おうとしないのかがわからなかったです。
 前作の叔父さんの事件の経験が何故活かされないのだろう? と疑問が先行してしまって入り込めなかったです。
 スパイダーマンは、ヒーローには大切な人が危険がつきまとうということを学ばなかったのか? 叔父さんを失ったことがまるきり忘れ去られてしまって、成長していない主人公を呆然と見つめていました。

 そのため、映画に気持ちが入らず。アトラクションとなってしまいました。
 画面の奥行きやアクションの立体感も素晴らしいですが、その分、物語に奥行もなく、登場人物たちは平べったい映画に仕上がっていたと思いました。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/04/26 TOHOシネマズ南大沢  2016/06/06 NETFLI

監督マーク・ウェブ 
脚本アレックス・カーツマン 
ロベルト・オーチー 
ジェフ・ピンクナー 
原作スタン・リー 
スティーヴ・ディッコ 
出演アンドリュー・ガーフィールド 
エマ・ストーン 
ジェイミー・フォックス 
デイン・デハーン 
キャンベル・スコット 
エンベス・デイヴィッツ 
コルム・フィオール 
ポール・ジアマッティ 

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