映画【マジカル・ガール】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 白血病で余命わずかな娘のために娘が欲しがっているコスプレグッズを手に入れるためにお金を工面しようとする男や男に脅迫されてお金を何とか集めようとする女とか彼女の教師とかが絡み合っていく話。

●感想

 よかれと思って行動したことがどんどんと大きくなっていく。という流れで、バラバラだった点がしだいに線になっていくという興味の持続で見られる面白さはありました。

 が、話自体はこれといって新鮮さはなくて、しかも大事なところは描かず。見ている側にゆだねるという見せ方は面白みに欠けましたし、1つ1つの間が物凄い長いので120分という長さの体感時間はもっと長く感じました。しかも時間軸がいちいち戻ってまたゼロからのスタートになって、更にあまり説明がないので行間を読むのに必死になる割には間合いが長いだけで新鮮さはこれと言って感じられないのが残念でした。

 余命わずかな娘のためにグッズが欲しい。けど失業中でお金がない。ひょんなことから知り合った女性と寝ちゃう。その女性を脅迫する。女性はお金のために性風俗のお店に行く。したら無茶苦茶な目に遭う。かつての教師のもとに助けを求める。その教師が男に復讐に行く。というくらいのシークエンスをじっくりじっくりと見せていくだけにしか見えずにドラマチックでもないので、ただただ映像が流れていくだけで見終わってもこれといって感情が動かされる映画でもなく残念でした。

☆☆

鑑賞日: 2016/03/22  ヒューマントラストシネマ有楽町

監督カルロス・ベルムト 
脚本カルロス・ベルムト
出演ホセ・サクリスタン 
バルバラ・レニー 
ルイス・ベルメホ 
イスラエル・エレハルデ 
ルシア・ポジャン 

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