映画【帰ってきたヒトラー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 本物のヒトラーが現代のドイツによみがえって、そっくりさんとして人気者になっていく話。 

●感想

 フリーのカメラマンが契約を解除されて崖っぷちの中、ヒトラーと出会って彼を使ってマスコミに売り込んでいったら、どんどんと人気者になっていく 

 ヒトラーの言っていることが正しいんじゃないかと思えてしまうのが怖くて、今のドイツ、メルケル首相を心配してしまう内容でした。 

 実際の政治家とかネオナチとかに話を聞きに行って、そのリアクションを楽しむというドキュメンタリーの要素が多くて、ドイツの政治や歴史を知っていれば深く楽しめると思いました。 

 話自体はこれといった新鮮さはなくて現代に現れたヒトラーというだけだし、コメディとしても笑っていいのか風刺劇なので戸惑いながら見てました。それに中だるみも感じてしまって、局長の座を狙う副局長とか結構長いこと描かれる割には結末が不透明だったりして残念でした。 

 ヒトラーは絶対悪となっているけど、民衆を扇動したのではなく民衆に選ばれてリーダーになったということをハッと気づかされるのは面白くて。ドイツの政治、世界の政治に対しての問題提起にはなっていると思いますが、エンタメとしてはスピード感がなくて退屈な映画でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2016/06/21 TOHOシネマズシャンテ

監督デヴィッド・ヴェンド 
脚本デヴィッド・ヴェンド 
ミッツィ・マイヤー 
原作ティムール・ベルメシュ 
出演オリヴァー・マスッチ 
フランツィシカ・ウルフ 
カッチャ・リーマン 
ファビアン・ブッシュ 
クリストフ・マリア・ヘルプスト 

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