映画【エンド・オブ・キングダム】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 今度はロンドンでテロリストに襲撃されて四面楚歌の中、シークレットサービスと大統領が戦う話。 

●感想

 アクションシーンが次から次にあって息つく暇がなくてグイグイ引っ張るアクション映画ですごかったです。テレビゲームを見ているような銃撃戦なんかも時代性にあっていてよかったと思いました。 

 ただ、ゆるゆるのセキュリティの前半と主人公の無敵っぷりを楽しむ後半という前作と同じ構成なのはシリーズものとしては良いと思いますが、いかんせん突っ込みどころが常軌を逸していて、真面目に見ちゃいけないのかな。とテンションがどんどんと下がっていく作品でした。 

 まだアクションシーンで楽しませてくれればいいですが、それも前作のゴリ押しのアクションに比べたらインパクトに欠けて退屈なのが致命的でした。 

 世界の首脳が集まっていて、イギリスの警備が前作の教訓を全く活かしておらず、ゆるゆるの警備で先進国って何なんだろう? と呆然としてしまいました。近衛兵まで襲ってきたりして、もはや映画内ルールは一切なし。イタリアの首相は愛人みたいな人といちゃついてたりして、イタリア人怒らないのかな。と心配したり。日本の首相に至っては、警備がゼロ人で運転手1人だけ。しかも普通に渋滞に巻き込まれているという。 

 主人公たちの大統領たちも護衛は一切なくて、誰も助けに来ないのはなんでなんだろう? アメリカの副大統領がイギリスの警備の人たちに命令しているのはなぜなだろう? イギリスの警察しか出てこなくて、軍隊は何をしているのだろう? と主人公たちの行動を見ているたびにそういうのがノイズになってしまって、入り込めなかったです。アメリカ政府がテロリストのボスを発見するのが電力を1番使っている場所って…。 

 頭をからっぽにして楽しみたいエンタメ作品ですが、それ以前にありえない展開がつるべ打ちに起こる上にアクションシーンもテレビゲームのようなものなってしまっていて、前作のような楽しさが半減してしまって、残念な続編でした。 

☆☆

鑑賞日: 2016/06/10 チネチッタ川崎  2017/01/28 Blu-ray

監督ババク・ナジャフィ 
脚本クレイトン・ローゼンバーガー 
ケイトリン・ベネディクト 
クリスチャン・グーデガスト 
チャド・セント・ジョン 
出演ジェラルド・バトラー 
アーロン・エッカート 
モーガン・フリーマン 
アンジェラ・バセット 
ロバート・フォスター 
アロン・モニ・アブトゥブール 
ジャッキー・アール・ヘイリー 
メリッサ・レオ 
ラダ・ミッチェル 

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