映画【エンド・オブ・キングダム】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 今度はロンドンでテロリストに襲撃されて四面楚歌の中、シークレットサービスと大統領が戦う話。 

●感想

 パキスタンで武器商人とその息子たちが何やら話をしているところから始まって、娘の結婚式が行われてるけど。そこに無人機による空爆。

 

 イギリス首相が亡くなったので世界中の首脳が告別式に参加。主人公は娘が産まれるところで警備の仕事の辞職願を書いている。イギリスに向かうことになって、世界の首脳がいろんな場所にいたらテロリストに襲撃されて各国首脳死亡。

 大統領も襲撃されて主人公は護衛しながら避難。カーチェイスして目的のヘリで何とか飛び立つけど、ロケット攻撃を避けつつも被弾して墜落。走ってMi6の隠れ家へ。

 隠れ家に着いた瞬間に襲撃部隊が現れて内通者がいるぞとなりつつ襲撃部隊を撃退する主人公。イギリス政府は空襲警報を出して一般人を避難させたり警官を撤退させて街をテロリストだけにする。

 大統領と2人で車で避難するけどトラックに突入されて大統領捕まる。イギリスの特殊部隊と一緒に捕まった大統領のいるアジトに突入して、大統領が公開処刑するところで主人公が突入してきて救出。

 アジトを爆破して主人公と大統領、無事助け出されてテロリストのボスを空爆する副大統領。主人公は辞表をデリートしておしまい。

 アクションシーンが次から次にあって息つく暇がなくてグイグイ引っ張るアクション映画ですごかったです。テレビゲームを見ているような銃撃戦なんかも時代性にあっていてよかったと思いました。 

 ただ、ゆるゆるのセキュリティの前半と主人公の無敵っぷりを楽しむ後半という前作と同じ構成なのはシリーズものとしては良いと思いますが、いかんせん突っ込みどころが常軌を逸していて、真面目に見ちゃいけないのかな。とテンションがどんどんと下がっていく作品でした。 

 まだアクションシーンで楽しませてくれればいいですが、それも前作のゴリ押しのアクションに比べたらインパクトに欠けて退屈なのが致命的でした。 

 世界の首脳が集まっていて、イギリスの警備が前作の教訓を全く活かしておらず、ゆるゆるの警備で先進国って何なんだろう? と呆然としてしまいました。近衛兵まで襲ってきたりして、もはや映画内ルールは一切なし。イタリアの首相は愛人みたいな人といちゃついてたりして、イタリア人怒らないのかな。と心配したり。日本の首相に至っては、警備がゼロ人で運転手1人だけ。しかも普通に渋滞に巻き込まれているという。 

 主人公たちの大統領たちも護衛は一切なくて、誰も助けに来ないのはなんでなんだろう? アメリカの副大統領がイギリスの警備の人たちに命令しているのはなぜなだろう? イギリスの警察しか出てこなくて、軍隊は何をしているのだろう? と主人公たちの行動を見ているたびにそういうのがノイズになってしまって、入り込めなかったです。アメリカ政府がテロリストのボスを発見するのが電力を1番使っている場所って…。 

 頭をからっぽにして楽しみたいエンタメ作品ですが、それ以前にありえない展開がつるべ打ちに起こる上にアクションシーンもテレビゲームのようなものなってしまっていて、前作のような楽しさが半減してしまって、残念な続編でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2016/06/10 チネチッタ川崎 2017/01/28 Blu-ray 2025/03/11 Amazonプライム・ビデオ

監督ババク・ナジャフィ 
脚本クレイトン・ローゼンバーガー 
ケイトリン・ベネディクト 
クリスチャン・グーデガスト 
チャド・セント・ジョン 
出演ジェラルド・バトラー 
アーロン・エッカート 
モーガン・フリーマン 
アンジェラ・バセット 
ロバート・フォスター 
アロン・モニ・アブトゥブール 
ジャッキー・アール・ヘイリー 
メリッサ・レオ 
ラダ・ミッチェル 

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