映画【西鶴一代女】感想

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●こんなお話

 物語は御所にまで仕えた主人公が洛外追放になり、島原へ行ったり追い出されたり、見受けされたかと思えばまた追い出されて夜鷹になってしまい最後は尼となるまでの女性の一代記。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログより

●感想

 ひたすら運命に翻弄されて流れていく話ですが、何と言ってもワンシーンワンカットの映像美が凄いです。登場人物の配置だけでなく、カメラの構図や小道具の位置、画面の奥にいるエキストラに至るまでどの画も絵画のようになっているのが凄いです。登場人物が画面に出入りするのも計算されているかのように一定のリズムで行われるので気持ちが途絶えることがなかったです。
 日本の封建主義や男尊女卑が描かれて1人の人間がこれでもかという不幸の連続でどん底まで落ちていくのが描かれていきます。自由な恋愛はやっちゃいけない時代。女性が男性を求めたら追放されるという。けど男性の性欲処理の道具として夜鷹がいたりして。

 なんて生きにくい世の中なんだとまざまざと見せつけてくれる映画でした。それでいてそんな世の中でも生きていかないといけない現実と希望。

☆☆☆☆

鑑賞日:2014/07/13 DVD

監督溝口健二 
監修吉井勇 
脚本依田義賢 
原作井原西鶴
出演田中絹代 
山根寿子 
三船敏郎 
菅井一郎 
松浦築枝 
津路清子 
近衛敏明 
清水将夫 
浜田百合子 
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