映画【すべてが変わった日】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 孫がどうやらDV一家のもとにいるらしいとのことで尋ねに行って自分たちのところに取り戻そうとする話。

●感想

 THEアメリカな荒野みたいなところで馬を調教して生活している主人公夫婦と息子家族。嫁姑問題が少しありそうだけど、静かにご飯を食べて馬を手なずけている。ある日、息子の乗った馬だけが帰ってきて不穏なことを察した主人公が探しに行くと落馬して息絶えている息子を発見する。その後、娘は再婚して別の場所で生活するけど、街で見かけたら再婚相手の男から殴られているのを目撃するし、何も言わずに男の実家へ行ってしまったらしいので、主人公たちがその実家を訪ねに行く。

 1963年のモンタナ州が舞台で西部劇のような映像が続いて、そこをダイアン・レインとケビン・コスナーという俳優さんがいるだけで画になるのがかっこいいです。

 相手の実家のことを親族に訪ねてまわるけど、何やら不穏な空気を察したり。地元の保安官事務所へ行っても同じようなことを感じ取る。このとき、清潔なホテルを訪ねたら留置所がいいと泊めてくれるのがアメリカの保安官すごいです。主人公が元保安官ということもあるでしょうが、留置所とか眠りにくそうです。案の定、ケビン・コスナーは息子が亡くなった時の悪夢を見てうなされたり。

 相手の実家の息子と会って、いかにも暴力的な怪しい雰囲気を醸し出す中、彼の車にダイアン・レインが乗ってケビン・コスナーが後を追いかける不安感。この2人が話される緊張感がよかったです。

 そして相手の家族に招かれて食事。他人の家で食事する気まずさ。そして話が通じない理不尽で暴力的な家族という「悪魔のいけにえ」的な緊張感がある食事シーンでした。そして義理の娘と孫が帰ってくるけど、案の定あまり会わせてもらえず帰ることに。後日、娘の職場に行って孫を取り戻したいと話し、自分たちの泊まってるモーテルに逃げることを約束。そしたら、夜モーテルに家族が押し寄せてきてのバイオレンス。ここでケビン・コスナーがやられる仕打ちは激しいもので予想外なもので怖かったです。

 そして脅されて帰ろうとするけど、地元で出会ったネイティブアメリカンの若者の家に行き彼の家で住もうと提案するダイアン・レイン。気づくとケビン・コスナー単身で相手の家に殴り込みに行き孫をレスキューしようとする。ここから雑に感じて、ケビン・コスナーが玄関の前まで行くとそこに銃が立てかけてあって、それを武器にしていくというのとか。そこに銃がなかったらどうしていたのだろう? アメリカ人は外の扉に普通に置いておくものだろうかと気になりました。

 結果、ダイアン・レインの提案で助けに行ったけど。それが正しいことだったのか、全員が傷ついて終わるという悲劇でなかなか辛い映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/01/30 DVD

監督トーマス・ベズーチャ 
脚本トーマス・ベズーチャ 
原作ラリー・ワトソン 
出演ダイアン・レイン 
ケビン・コスナー 
ケイリー・カーター 
レスリー・マンヴィル 
ウィル・ブリテン 
ジェフリー・ドノヴァン 
ブーブー・スチュワート 
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