映画【ブルドッグ】感想(ネタバレ)

ABOVE THE WAR
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●こんなお話

 北ベトナム軍に占拠された基地にある黄金の仏像の中にある機密文書を奪還するためにBチームという荒くれ者たちの話。

●感想

 冒頭で米軍がやられて死屍累々の基地が映し出されて、米軍の指揮官たちがどうやってそこの機密文書を奪還するのか会議をしていて「Bチームを呼べ」となって魚市場や工事現場などで働いている主人公たちの目の前にテニスボールが置かれていて、みんなニヤリ。それが召集の合図らしい。

 そして基地に集まって特に深い話し合いもせずに目的地に向かう。そこに主人公がブリーフィングで相手の指揮官の写真を見て回想する。戦場で銃を向けあっていて殺し合いをしていたけど、逃がした過去があるというのが説明される。

 作品の空気は結構コメディで敵中突破ものですが、合間に裸の現地のお姉さんたちが行水しているのを覗いたり、逆に主人公たちが裸で走り回ったりと何を見せられているんだろう? という展開が続きました。西洋人3人とアジア人2人の構成で、北ベトナム軍と出会うときは西洋人を捕虜として扱い、米軍と会うときはアジア人を捕虜として扱って騙して危機を突破していく。縄で手足を縛られてお腹減ったなというくだりがそれぞれ2回あったりしてました。

 話の展開もよくわからなくて、普通に縛られていたり土に埋められていたのに次のシーンではもう戦う準備をしていたりしてどういう風にさっきの危機を脱出したのかとかわからない展開が多かったです。

 クライマックスの米軍と北ベトナム軍の砲撃の中を囮となって突破する主人公。負傷した主人公を北ベトナム軍の指揮官が救出して合流地点まで運んであげるというのは熱い展開ですが、安っぽい音楽の中、砲撃の音が延々と続いて眠たくなるクライマックスでした。

 ニンジャ映画とかのスターが共演しているらしいですが、倉田保昭さん以外は全く強そうに見えず。その倉田保昭さんのアクションもほとんどないのが残念な映画でした。

鑑賞日:2022/01/25 DVD

監督ケン・ワタナベ
脚本ケン・ワタナベ
出演ロマノ・クリストフ
倉田保昭
マイケル・ウェルボーン
ジェフ・グリフィス
小野進也
リチャード・ハリソン
スパンキー・マニカン
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