●こんなお話
特攻隊の生き残りの老人が、恩人のお墓詣りに行ったら親戚の娘さんに会って昔の儀式である死者との結婚式をする話。
●感想
少年時代に特攻隊で死を覚悟していたけど、出撃直前に病気になってお世話になった先輩が代わりに出撃することになって、自分だけ生き残ってしまった罪悪感を持ったままガンに侵されて余命いくばくもなくなって贖罪の旅をするという設定は期待の高まるものでしたが、話のメインとなる儀式である死者との結婚式というのが乗り切れなかったです。
ヒロインの考えとか動機とかもよくわからないまま進むので乗り切れない要因の1つでした。年齢設定とかも今何歳なんだというくらい若すぎると思うし、主人公の老人に「お父さん」を連呼してお世話する姿に違和感すら覚えてしまいました。
特攻隊というモチーフも大して登場せずに、ほとんどが老人が布団でうなされているか若い女性といちゃついているかだけなので、これを見て特攻隊について何を考えればいいのかと思う残念な1本でした。
☆☆
観賞日: 2018/11/16 DVD
リンク
監督 | 小沼雄一 |
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脚本 | 小沼雄一 |
港岳彦 | |
原作 | 清宮零 |
出演 | 奥野匡 |
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高橋かおり | |
長谷川奨 |
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