映画【関東緋桜一家】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 藤純子さんの引退記念の映画の話。

●感想

 冒頭、人力車夫がヤクザに絡まれていて喧嘩しているところに主人公の藤純子さん登場。そこでメインタイトル【藤純子引退記念映画 関東緋桜一家】と出て、藤純子さんのスター映画として振り切っていて楽しいテロップでした。
 藤純子さんが芸者で踊り、とび職をして、拳銃を放ち、薙刀を使い、刀を使うというコスプレものとして見て満足するのかな? という思いで見てました。
 片岡千恵蔵さん、嵐寛寿郎さん、若山富三郎さん、鶴田浩二さん、高倉健さん、菅原文太さんが主人公を支えていて。敵対するヤクザと戦っていく。

 話は平坦で盛り上がりに欠けていて退屈でした。高倉健さんが主人公の恋人で今も想いあっていていますが、似たヤクザで鶴田浩二さんがいて2人とも似たような役回りで相殺してしまっているように思えました。しかも鶴田浩二さんのほうが魅力的で高倉健さんが消えてしまってるのが残念でした。菅原文太さんもほとんどいたのかどうかわからないような役回り。
 若山富三郎さんだけ抜刀術の使い手で殺陣のシーンでのスピード感ったらなくて、ありえないスピードで抜刀して納刀するというのがカッコよかったです。
 任侠ものではありえないハッピーエンドも見たことなかったので面白かったです。

 ラスト以外はよくある任侠もののパターンの映画ですが、これだけのメンバーを同じ画面で見られるというのだけで魅力的な映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2014/12/08 DVD

監督マキノ雅弘 
脚本笠原和夫 
出演藤純子 
高倉健 
鶴田浩二 
若山富三郎 
菅原文太 
水島道太郎 
片岡千恵蔵 
南田洋子 
伊吹吾郎 
渡瀬恒彦 
藤浩 
嵐寛寿郎 
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