映画【神様はバリにいる】感想(ネタバレ)

Kamisama wa Bali ni iru
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●こんなお話

 借金まみれでバリ島で自殺しようとしていたら、そこで大富豪としてやっている兄貴という男に出会って、生きる気力を再生させていく話。

●感想

 冒頭からTHEステレオタイプの関西人として出てくる堤真一さんを見て、コントみたいでちょっとゲンナリしてしまいました。ところが映画を見ていくうちに彼が何でここにいてただの成金としか見えなかったのが不思議と彼に好感を持っていけてしまって、主人公と同じく最初は嫌悪感を持っているけど、しだいに魅力的に思えていくという。作り手の術中にはまってしまいました。

 基本はドタバタコメディなので、そのドタバタ感はついていけず特に序盤はきつかったです。借金取りで拳銃を持っていると思っていた男に追いかけられてとかのシークエンスもかなり古臭い感じで、しかも序盤にあるのでまだこの映画の天地人がよくわかっていない状態でドタバタが始まっちゃうので呆然としたままお笑いシーンを見てものりきれなかったです。

 話が面白くなってくるのは、登場人物たちの描き分けが出てきた後半からでそこからは楽しく見ることができました。良いことを言う兄貴とそれに影響されていく周りの人たち。

 気軽に見られるコメディ映画で楽しかったですが、画面全体はちょっとテレビみたいな印象だったのも残念な作品でした。

☆☆

鑑賞日: 2015/09/02 DVD

監督李闘士男 
脚本森ハヤシ 
原案クロイワ・ショウ
出演堤真一 
尾野真千子 
ナオト・インティライミ 
菜々緒 
玉木宏 
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