映画【JUNK HEAD】感想

JUNK HEAD SF

●こんなお話

 地下に住む独自の進化をした生命体の住む地下を探索する人の話。

●感想

 冒頭でテロップで映画の世界の説明が流れますが、そこからして入り込みにくいスタートでした。

 ごにょごにょとした新しい言語を使用した世界観の中、主人公が速攻で喋れなくなってしまって、地下の住民たちの手下となってお使いをするというのが繰り返されて、そこで肉食の生物に追いかけられたり。子どもみたいなのに絡まれたり、炎を消さないように見張っている老人と会ったりとエピソードの羅列に過ぎず、物語的な盛り上がりみたいなのが一切なく鈍重な展開かつ説明的なシーンが続くため100分ほどの映画ですが、体感時間は3時間近く感じるダラダラした印象のアニメーションで残念でした。

 後半になって大型の肉食の怪獣に襲われて、七人の侍よろしく凄腕のハンターがやってきて彼らと一緒に移動して…というところからわかりやすい活劇になって楽しめました。ただアクションシーンも恐ろしく迫力不足で全く盛り上がることなく、プスプスと拍子抜けしたサウンドが響く銃声を虚しく見つめるだけのアクションシーンで悲しい戦いでした。

 ヒロインのように出てくる赤い服の生物とのやりとりは心温まるものでよかったですが、ヒロインの幼い時の回想とかも鈍重さを助長するエピソードだったり、キャラクター達のコメデイ描写もハマらず、これまた寂しい気持ちになる笑いの数々。

 気持ち悪い食物連鎖とかの描き方、表現は面白かったです。

 1人で何年もかけて作ったという制作背景が素晴らしいですが、ちょっとお金を払う商業映画娯楽映画としてはなかなか辛い映画でした。

鑑賞日:2021/05/19 川崎チネチッタ

監督堀貴秀 
脚本堀貴秀 
原作堀貴秀 
出演(声)堀貴秀 
三宅敦子 
杉山雄治 
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