映画【ジョゼと虎と魚たち】感想

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●こんなお話

 女の子のジョゼと大学生の恋の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 何といってもタイトルになってるジョゼの魅力がいっぱいの映画で、愚痴ばかりなのは一緒に暮らしてる祖母の影響なのかと思わせのんびりな関西弁もいいです。主人公の「普通」の大学生を演じる妻夫木さんもよかったです。
 ジョゼが主人公を好きになっていく説明がないけど、味見させたさいばしがストップしたり、手が一瞬触れたときに固まってしまう。台詞で好きとは言わないけど、見てるこちらには伝わってくるカット。そして祖母が亡くなり1人になったジョゼが主人公を罵り主人公が帰ろうとすると「帰れと言われて帰るような奴は帰れ」と感情を爆発させ、ベッドシーンに入るまえに主人公が「やべ、何か泣けてきた」と涙しますが。見てるこちらもジョゼの言葉が全て突き刺さり一緒に泣きそうになりました。
 感情の積み重ねの見せ方がとても上手だと思う演出、脚本で素晴らしいと思います。

 脇役たちも魅力的で、イマドキの主人公の彼女、悪気はないのに人を傷つけてしまうとかもよくわかるし。ジョゼの祖母、近所の子ども、隣のヘンタイに主人公をアドバイスする弟。ジョゼが自分の子どもと言う幼馴染なんかも最高で、口がめっちゃ悪くて悪態ばかりつくのにジョゼのいう事を聞いてしまうヤンキーもよかったです。ジョゼが好きなんだろうなとわかるキャラクター。

 出会いがあり交流があり付き合い誤解があり、けれどやっぱり繋がりの深さに気づいてまた繋がるけど結局別れる。という王道のラブストーリーなのが見やすくしていたと思います。そしてジョゼがラブホテルで主人公に言う台詞に泣けます。「それもまたよしや」。
 
 そして嫌いになったわけでもないに、また元通りに戻る2人。涙する主人公と一緒に泣きそうになるラストでした。そしてジョゼもいつも通りの日常。乳母車でなくなって自分で動くようになって成長しています。自立への道を歩んでいるある意味のハッピーエンド。
 
 主人公の男に感情移入できるかどうかで評価は分かれると思いますが、とても面白い映画で満足の115分でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2013/07/31 Hulu

監督犬童一心 
脚本渡辺あや 
原作田辺聖子 
出演妻夫木聡 
池脇千鶴 
新屋英子 
上野樹里 
江口徳子 
新井浩文 
SABU 
大倉孝二 
荒川良々 
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