映画【ホドロフスキーのDUNE】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ホドロフスキー監督が「砂の惑星」の映画化を目指していろんな才能を集めるけど頓挫するまでの監督や関係者のインタビューの話。

●感想

 アレハンドロ・ホドロフスキー監督が明朗快活に「DUNE」の映画化について語っていて、ホドロフスキー監督が過去作でいかに人気を得ていったのかが紹介されて、次にとりかかったのが「DUNE」を作ろうとなってフランスで様々な才能を集めていく。

 「七人の侍」よろしく仲間集めの面白さに詰まっていて、監督自ら「戦士を集める」と才能にほれ込んでスカウトしていくのが面白いです。その後のSF映画などに関わる人たちが集っていくワクワク感が詰まっていました。フランスの漫画家、建築家のH・R・ギーガー、SF作家クリス・フォスやダン・オバノンなどがスタッフが集められていったり。役者としてオーソン・ウェルズやサルバドール・ダリもキャスティングされてダリのギャラが破格の請求をされてプロデューサーが引いちゃうけど、監督はそれでもいいと了承したりと。

 監督自らが熱情をもって「DUNE」について語って監督作品のように哲学的であり宗教的に語る姿も楽しかったです。そしてその後、この作品に関わったスタッフさんたちの仕事がその後の名作にいかに影響を与えたのかがモンタージュされたりして、登場する名前のほとんどを知らなくても楽しめる作品となっていました。

☆☆☆

鑑賞日:2021/10/27 Amazonプライム・ビデオ

監督フランク・パヴィッチ 
出演アレハンドロ・ホドロフスキー 
ミシェル・セイドゥー 
ニコラス・ウィンディング・レフン 
クリス・フォス 
H・R・ギーガー 
ブロンティス・ホドロフスキー 
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