映画【戦場のレクイエム】感想(ネタバレ)

Ji-jie-hao
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●こんなお話

 国共内戦で激戦の末、全滅した部隊の名誉回復する話。

●感想

 国共内戦で激戦を繰り広げる中、目の前で戦友が大砲で撃ち抜かれて戦死。怒りに身を任せた主人公は降伏した国民党軍の捕虜を射殺して懲罰を受ける。上官から新しい指令で生き残った部隊を連れて撤退ラッパが聞こえるまで炭鉱で戦うべしという命令。

 新しい指導員とかが赴任して平原での戦闘が続いて、戦車とかを撃退するけども次々に敵がやってきてラッパの音を聞いたという重体の兵士から聞くけど主人公は耳をやられて聞いていないし、部下たちも聞こえなかったという事でそのまま戦うけどもとうとう全滅。

 時代が過ぎて主人公だけが野戦病院にいて国民党軍の服を着ていたので捕虜と間違えられるけど、巡り巡って朝鮮戦争へ。地雷を踏んだ戦友の身代わりになったりするけど、ここでも助かる。

 目も耳も悪くなった主人公が全滅した部隊が失踪扱いになって名誉回復のために頑張ろうとして、命令をした上官の墓を見つけて供養しに行くけど、ラッパを吹かずに他の部隊だけ撤退していて怒る主人公。時代が流れて炭鉱から遺体が発見されて人民解放軍に烈士として認められて…という。

 冒頭から中盤まではド迫力の戦闘シーンが続いて圧倒される映像でよかったです。手足が飛んで重低音の銃声が響く。中盤以降は主人公が仲間のために何とかしようと動いていく。指導員の未亡人と他の戦友との仲を取り持ったり。主演のチャン・ハンユーさんの渋いお芝居で引っ張って中盤からは戦闘シーンはなくなり、目も耳も悪い中落ち着いたお芝居で素晴らしかったです。

 前半と後半でまるで話が変わる構成なのが戸惑う映画ですが、よく言えば2つの映画を見られているような感覚の1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2009/07/11 DVD 2022/10/08 Amazonプライム・ビデオ

監督フォン・シャオガン 
脚本リュウ・ホン 
出演チャン・ハンユー 
ドン・チャオ 
ユエン・ウェンカン 
タン・ヤン 
フー・ジュン 
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