映画【邪願霊】感想(ネタバレ)

jaganrei
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●こんなお話

 アイドルプロモーションに密着するテレビ番組が、そのアイドルの新曲の作曲家がいわくありと判明していって恐怖体験していく話。

●感想

  アイドルのプロモーションに密着するテレビクルーが撮影したテープを見ていく。という荒い画質が怖さを倍増させていて雰囲気抜群でした。

 アイドルの新曲についてプロデューサーや作詞家にインタビューしていって、アイドルのグラビア撮影やプロモーションビデオ撮影にもついていく。すると何か後ろに映っているものがあったり、レコーディングで怪しいノイズが入っていたりと怖いものをがっつりと見せるのではなく、怖いという感情を表現していく手法が個人的には不気味で怖さがあってよかったです。

 上映時間も50分程度と短いのもモキュメンタリーとして退屈せずに見られる良い短さでした。作曲家についてみんなが口を閉ざして明らかに怪しいとなり、話してくれそうな人物がヒントを与えてくれたと思ったら、乗っていた車が…とか。幽霊の攻撃が激しくなったりと見せ場もしっかりとあってよかったです。クライマックスのプロモ撮影中にフィーバーする幽霊の攻撃も面白く見れました。

 インタビュアーが「室内なのに風がある」と言い始めて、グラビア撮影中のアイドルに向かっていって天井から…とか、レコーディング中に「何かいる!」と収録中に突っ込んで行ったりと密着される側にしてみたら結構迷惑な行動をしていて出禁にならないのかなと心配になりましたが、楽しいホラー映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/06/21 Amazonプライム・ビデオ

演出石井てるよし 
構成小中千昭 
脚本小中千昭 
出演竹中直人 
石山一枝 
梅原正樹 
佐藤恵美 
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