映画【エージェント:ライアン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 アフガンで頑張ってた男がCIAの分析官になってロシアでテロリストと戦う話。

●感想

 次から次へハプニングが起きて、スピード感いっぱいだし笑いもエッセンスで入れてあって楽しいし。肉弾戦や銃撃戦、カーチェイスと飽きないように作られていて楽しく見ることができました。 

 が、ジャックライアンというキャラクターである必要は一体何だったんだろうかと疑問な映画でもありました。 
 分析官だけどスパイとしての現場の仕事に最初は戸惑っていたのに、いつの間にか凄腕の工作員になってバッコンバッコン街を破壊しながらテロリストと死闘を繰り広げてるのにもついていけなかったです。 

 それと敵のアジトにある資料を盗むというシークエンスも確かに敵が戻ってくるまでに潜入しなくてはいけないというサスペンスでハラハラドキドキはしますが。このようなシーンは他の映画で腐るほど見てきていて、目新しさというものが皆無なのが残念でした。 
 意外に主人公の仲間たちのサポートばっちりな割には仲間たちは名前すらわからない記号としての仲間たちでしかないのが痛いです。表向きの仕事であるウォール街の仲間たちも描くのかなと思いきや、これまたただの記号にしか見えない。 

 家族にも秘密にしなくてはいけない仕事ですが、すぐにバラしちゃって工作員失格ではなかろうか、とか思ってました。奥さんもすぐ状況受け入れて「浮気じゃなくてよかった」なんてのんきな事言ってるのも疑問です。それでいてCIAの人たちと一緒に行動しちゃって、守秘義務とかないのかな。 

 ノンストップのアクション映画で飽きずに見れましたが、ジャックライアンである意味、この映画で描く必要のある内容だったのだろうかと思うと疑問に思ってしまう映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2014/02/14 イオンシネマ多摩センター  2018/01/26  Amazonプライム・ビデオ

監督ケネス・ブラナー 
脚本アダム・コザド 
デビッド・コープ 
原作トム・クランシー 
出演クリス・パイン 
キーラ・ナイトレイ 
ケヴィン・コスナー 
ケネス・ブラナー 

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