映画【炎の大捜査線】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 いろんな事情で酷い刑務所に入って死刑囚になってしまう人たちの話。

●感想

 刑務所ものとして酷い環境、強権的な看守、囚人たちの攻防に脱獄という刑務所ものの王道の展開で面白くなりそうですが、イマイチ全体的にテンションが低かったです。

 主人公のレオン・カーファイの刑事が恋人の父親が殺されたので、真犯人を探すためにあえて囚人となって潜入する。サモ・ハンは息子に会いたい一心で脱獄を繰り返す。サモ・ハンは劇中何度も脱獄しようとして、この刑務所の警備が厳しそうでゆるゆるな警備体制が凄いです。ジャッキーはハスラーで八百長を頼まれるけれど、断ってしまったために襲われたりして恋人に危害が加わりお金が必要になって刺殺事件を起こしてしまう。アンディ・ラウはジャッキーが殺害したのが弟でジャッキーに復讐するために刑務所にやってくる。この4人の群像劇的なストーリーで、終始同じような音楽が流れて演出が全部一緒に見えて退屈に感じました。

 刑務所の主みたいな親分のジミー・ウォングがみんなを仕切っているけれど、看守たちとどういう関係なのか力関係がわからず、威張っているわりには看守たちに虐げられていて、どうしてそのポジションに至ったのかまるでわからなかったです。

 そしてメインの主人公たちが死刑宣告されて東南アジアの要人暗殺を強制されて、そのミッションを行ってピンチになっていくという。ここの死刑囚の暗殺部隊のクライマックスがいきなりすぎて急なので、物語をここまでにむかって展開を盛り上げてほしかったです。

 そして暗いストーリーなのにエンドロールは明るいNG集が気まずかったです。ジャッキー・チェンとアンディ・ラウが戦うとか豪華な画面を楽しむ映画でした。

☆☆

鑑賞日:2021/02/10 Amazon・プライム・ビデオ

監督チュ・イェン・ピン 
脚本フー・リー 
イェン・ユン・チャオ 
出演ジャッキー・チェン 
アンディ・ラウ 
サモ・ハン・キンポー 
レオン・カーファイ 
ジミー・ウォング 
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