映画【犬鳴村】感想(ネタバレ)

HOWLING VILLAGE
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●こんなお話

 主人公の周りで不審死が連続したので、きっかけとなったらしい村を訪れて自らの出生が判明していく話。

●感想

 不気味な村を舞台にそこでの血筋とかを巡る日本的な設定は面白かったです。

 ですが、終始突っ込みどころというか乗り切れないポイントが多すぎてストーリーが頭に入り込めないまま進んで行ってしまいました。

 主人公は幼いときから幽霊が見えていましたが、事情を知っているおばあちゃんとかに「あの人だあれ?」と遠くに見える幽霊がなんなのか質問しているのに「あの人は悪くない」としっかりと答えてくれないのはなぜだろう? 主人公の父親は主人公の母親を「お前たちが怖いんだ」と恐れていますが、だったらなぜ結婚したんだろう。というお父さん。子どもの時から見えていた青年幽霊が中盤で普通に村の背景を誰が撮影したかわからないフィルムを回して説明してくれているという結構な物理的な行動をしてくれる親切設計の幽霊。途中でアタックしてくる幽霊たちも普通に走って車を追いかけたりしているのが幽霊も走って物理的距離を移動するんだと勉強になりました。

 ホラー映画が量産されて難しいかと思いますが、白い顔をした人間がくねくねと動いてるだけでコメディになってしまって笑いそうになるのが入り込めなかったです。

 人狼化する人たちが見所の映画でした。

☆☆

鑑賞日:2021/02/11 TBS

監督清水崇 
脚本保坂大輔 
清水崇 
出演三吉彩花 
坂東龍汰 
古川毅 
宮野陽名 
大谷凜香 
奥菜恵 
須賀貴匡 
田中健 
寺田農 
石橋蓮司 
高嶋政伸 
高島礼子 
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