映画【イン・アメリカ 三つの小さな願いごと】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 アイルランドからニューヨークへやってきた家族の話。

●感想

 アメリカのニューヨークへとやってきたお父さんとお母さんと幼い娘さん2人。レンタカーだしで入国もできないといういきなりのピンチ。長女はフランキーに「入国させて」と1つ目のお願いをする。
 この家族にはフランキーという弟さんを亡くしていて、家族のトラウマになっている。

 引っ越した先は怪しい人だらけでボロボロの家での生活。ニューヨークの夏ってめちゃ暑いんだと勉強になります。エアコンつけるだけで大騒動。お祭りでETの人形を取るために、家賃のために持ってたお金全部を娘たちの意地のために投げうっちゃったり。そこで二つ目のお願いをする娘さん。
 下の階に住む「叫ぶ男」と言われるめちゃ怖くて怪しいおじさんがいて、ハロウィンで彼の家に行ったら実はめっちゃ優しくて。

 貧困の世界で幼い姉妹が純真無垢で元気いっぱいという配置というだけでオートマティックで泣きそうになってしまうという反則技の家族という設定がずるいです。そして家族と交流する優しいおじさん。
 奥さんが妊娠して母子ともに危ないぞとなり、そこでお父さんたちと娘さんたちがどう乗り越えるのか。莫大な医療費をどうやって払うのか。

 ゆったりとしたテンポですが丁寧に真摯に描かれている良い映画だと思いました。支えあう家族っていいな、と見ててうらやましかったです。ただ、最初は画のまえで叫んだりして怖い人物として登場した下の階のおじさんが、簡単に優しい人物に豹変したりしてしまうのが残念でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2014/05/29 DVD

監督ジム・シェリダン 
脚本ジム・シェリダン 
ナオミ・シェリダン 
カーステン・シェリダン 
出演サマンサ・モートン 
パディ・コンシダイン 
ジャイモン・ハンスゥ 
サラ・ボルジャー 
エマ・ボルジャー 
キアラン・クローニン 
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