映画【生きる】感想(ネタバレ)

ikiru
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●こんなお話

 後75日しか生きられない男の話。

●感想

 後75日しか生きられない男が30年流れ作業でやる気ない仕事してたけど、近所のお母さんたちが困っていた場所に公園を建てるという。

 開始50分までに、胃がんの宣告があり居酒屋で出会った男にパチンコやダンスホールなんかで遊びを教えてもらうけどイマイチ。役所で働く学生ノリの活き活きとした女性と遊ぶことによって、そのエネルギーにインスパイアされて生きる勇気を経て……。
 そして開始50分で何と主人公が……。という驚きの展開。ここから回想と現在で主人公が何をしたのか? 何故そのような行動をしたのか? というのが描かれていきます。

 一体いまは本当に生きてるのか? と自分に置き換えてみると、物凄い身につまされるという。でも結局この映画のエンディングみたいになっちゃうんだなっつう。
 個別には、胃がんと宣告されて、小さかくて可愛かった息子は今や煙たがられてる感じ。「みつお~」と少年時代のことを思い出して、階段を登ろうとしてそのまま動きが止まるとか笑えます。

 ただ主人公の志村喬さんがボソボソで何言ってるかよくわからないとか、ちょっと前半の伊藤雄之助さんとの遊びのシークエンスとかが長いかなーとかも思わなくはないですが、面白い140分でした。

☆☆☆☆☆

鑑賞日: 2013/07/28 DVD

監督黒澤明 
脚本黒澤明 
橋本忍 
小国英雄 
出演志村喬 
金子信雄 
関京子 
小堀誠 
浦辺粂子 
南美江 
小田切みき 

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