映画【怒り】感想

●こんなお話

 未解決の猟奇殺人事件の犯人じゃないのかと怪しい青年たちに関わる人たちの話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログより

●感想

 冒頭で猟奇殺人が起こって犯人が捕まっていない世の中で、その中を全く関係のない3つの場所でそれぞれ素性の知れない青年がいて、彼らを信じるのか信じないのかというのが描かれていきます。 

 真犯人は誰なんだろう? という興味の持続で見ることができましたが、特にこれといって関わりのないエピソードが同時進行で描かれていくため、この人たちである意味って何だろうと退屈に感じてしまうエピソードでした。しかもそれぞれがゲイや沖縄の基地問題、ブラックバイト、終末医療など様々な問題を背景にしていますが。3つのうち2つは猟奇殺人と全く関係なくて一体何だったのかとついていけなかったです。それだったら中途半端に描く必要なかったのではなかろうかという描かれ方に感じてしまいました。 

 信じた人が実は○○でした。信じ切れずに疑った人が○○でした。というオチなのも1人は話していた過去が本当の話でした。1人は実は難病でした。1人はいきなり暴れたり、思ってることを壁に書きまくったり、突然サイコパスっぷりを発揮したりと共感できなくてもいいから腑に落ちるキャラクターとして描いてほしかったです。突然実はこうでした。。と描かれてもただの後だしじゃんけんで何でもありの世界でした。 

 警察も基本テレビを見ているだけで捜査をして犯人に近づくというわけでもなく、よくわからないおじさんが犯人を知っていると猟奇殺人の顛末を話し始めますが、なぜあのおじさんが知っているのだろうとかノイズになってしまいました。 

 ただイカれた人間だから犯罪もするし常軌を逸した行動をする。というだけで、他の2つはただの疑心暗鬼の人たちだし、疑われる人も見るからに怪しい行動言動だしで疑われるのは当然な青年たちだしで、何が「怒り」だったのだろう? という140分でした。 

 沖縄の海って綺麗だな、とか。おそらく主役級の役者さんの中で1番無名だと思われる沖縄の少年役の人が本当に沖縄の子っぽくて1番良いところを持っていく役者さんで素晴らしい映画でした。 

鑑賞日: 2016/10/06 TOHOシネマズ川崎

監督李相日 
脚本李相日 
原作吉田修一
出演渡辺謙 
森山未來 
松山ケンイチ 
綾野剛 
広瀬すず 
佐久本宝 
ピエール瀧 
三浦貴大 
高畑充希 
原日出子 
池脇千鶴 
宮﨑あおい 
妻夫木聡 
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