●こんなお話
東京新聞の望月記者VS菅官房長官の話。
●感想
キャリーバッグをゴロゴロ転がしながら常に動き回る望月記者の行動力、バイタリティーに圧倒される110分でした。
この映画を見ると菅官房長官や麻生財務大臣がめちゃくちゃ悪く見えるから面白いです。ジャーナリストとして権力に疑問を持ったら質問するという当たり前のことをやっている人がいるけれど、他の記者たちは何をしているのかという問いかけの作品で「空気を読む」という日本人的な感覚を批判していく流れと森監督自身が何とか首相官邸の記者会見に潜り込めないかのスパイ映画のようなストーリーが同時進行で描かれて、眼鏡カメラで裁判所の中に忍び込んで望月記者にキレられるのとか笑えました。
エンタメとして安倍政権の問題点がわかって、めちゃくちゃ面白くて、首相官邸でデモをする政権擁護、反対派、両方が罵り合ってる姿を見て引いた視点で見てしまいました。 日本の政治、ジャーナリズムって大丈夫なのかと心配になるドキュメンタリーでした。そして日本会議や政権側のドキュメンタリーとか作られないかなと思ってしまいました。
☆☆☆☆
鑑賞日:2020/07/28 NETFLIX
リンク
監督 | 森達也 |
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エグゼクティヴプロデューサー | 河村光庸 |
出演 | 望月衣塑子 |
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