映画【おしゃれ泥棒】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 贋作を作ってそれで大儲けしているお父さんに対していつかバレるのではないかとハラハラしている娘さんが家に入った泥棒と出会って、彼に展示されている父親の贋作が検査されてバレる前に盗み出してほしいと頼む話。

●感想

 世間では美術コレクターとして名は通ってるけど、実は贋作画家で本物は1つもない父親。その父親のコレクションの1つを展覧会に貸し出すことになったから、さあ大変と物語が動き始めます。

 主人公のオードリーのアイドル映画で冒頭で物凄いデカい帽子をかぶってサングラスをして、なんて格好は他の人がやってたら笑いものになってしまいそうですが、この映画だと不自然さがあまり感じられないのが凄いです。実年齢も30代後半だけど、お父さんに「パパァ」と話しかける姿も可愛らしかったです。

 相手役のピーター・オトゥールの身長も高くて、ひょろりと背の高い2人がお似合いでした。その2人が後半で狭い用具部屋に閉じ込められて一晩過ごすという設定も活かされていたと思います。ピーター・オトゥールは美術品の調査員だけど、あっさりと泥棒だと思われちゃって、最新設備の整った展覧会で像を盗み出そうとする。基本ラブコメだけど、忍び込んで盗みを働くハラハラドキドキのサスペンスとしてもよかったです。

 主人公が家に忍び込んだ泥棒を送り届けて、すぐにキスしちゃっていい感じになったりして「やっぱり顔で選ぶのか」とガッカリしたり、パリが舞台で主人公もパリで育ったと言ってるのに主人公2人はイギリス英語で周りの人はフランス訛りの英語を喋ったりとどういう世界観なんだろうと思ってしまうこともありましたが、雰囲気いっぱいの映画で楽しかったです。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2016/08/21 DVD

監督ウィリアム・ワイラー 
脚色ハリー・カーニッツ 
原作ジョージ・ブラッドショウ 
出演オードリー・ヘップバーン 
ピーター・オトゥール 
イーライ・ウォラック 
ヒュー・グリフィス 
シャルル・ボワイエ 

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