映画【フック】感想(ネタバレ)

hook
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●こんなお話

 大人になって弁護士としてバリバリ働くピーターパンがフック船長に子どもを誘拐されて、自分がピーターパンだというのを思い出す話。

●感想

 豪華なセットが見ものでネバーランドが実際にある美術とかは見ていて豪華で華やかな映画でした。そしてジョン・ウィリアムズ御大の音楽が流れる中、主人公が自らピーターパンだと思いだして、空を飛んだりするところとかは盛り上がりました。

 けど、終始見ていて微妙な空気を感じてしまう作品でもありました。序盤から中盤はピーターパンだということを忘れた主人公がネバーランドに来て、そこの住人達とバトルするくだりが長いですが、ここらへんも長くて退屈でした。子どもたちが無茶苦茶やってそれに振り回される主人公。一方のフック船長は主人公の子どもを誘拐して自らの子どもにしてしまおうとマインドコントロールする姿が描かれていきます。そもそもフック船長は一体何がしたいのかとかイマイチ見えにくいため、ピーターパン側とフック側の対立軸がよくわからないのが盛り上がらない原因だと思いました。

 そしてクライマックスでは合戦シーンがありますが、子どもたちが大騒ぎするほのぼのするものなのかと思いきや、死人が出たりしてどういう気持ちで見ればいいのかとかもわからなかったです。

 大人だったピーターパンが思い出して本来のピーターパンに戻っても見た目はそのまんまロビン・ウィリアムズの姿なので、これまた微妙な気持ちになってしまいました。おじさんのまま子供のようなことをしてもちょっと怖い人にしか見えなかったです。

 とはいえ、「人生そのものが冒険だ」という良い感じのことでまとめる主人公を見られて満足な作品でした。

☆☆

鑑賞日: 2016/09/16 NETFLIX

監督スティーヴン・スピルバーグ 
脚本ジム・V・ハート 
マリア・スコッチ・マーモ 
出演ダスティン・ホフマン 
ロビン・ウィリアムズ 
ジュリア・ロバーツ 
ボブ・ホスキンス 
マギー・スミス 
キャロライン・グッドール 
チャーリー・コースモ 
アンバー・スコット 
フィル・コリンズ 
デイヴィッド・クロスビー 
グレン・クロース 

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