映画【NINJA THE MONSTER】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 忍者が禁止された時代に江戸へお姫様を護衛して向かう一向が謎のモンスターに襲われて、護衛の1人の忍者と一緒に歩き回る話。

●感想

 海外の人が考える飛び回ったりヌンチャクを振り回したり忍術で大暴れするニンジャ像ではないのはよかったです。静かに歩くだけ。

 ただ映画自体もこれといった見せ場もなく、暗い映像の中を淡々と過ごす90分なのがきつかったです。アクションシーンも少ないながらありますが、謎の宗教団体に襲撃とかされるところとかも、暗くて何しているのかよくわからないのがきついです。しかもヒロインのお姫さまはどんな相手でも「殺してはならぬ」の一点張り。

 雨が降っていないのに、水たまりがあったりして謎の物の怪は水みたいな姿をしていることがわかりますが、普通に湖を渡ったりしてるのも謎でした。しかも物の怪はそこでは襲ってこないという。普通に主人公たちで星空を見あげていい感じのことを言ってても何の感情も動かされなかったです。物の怪は宇宙人らしいというのはわかりますが、もっとそこらへんのディテールを煮詰めて、襲撃してきてそれを突破していくというサスペンスとしてみたかったですが。終始歩いているだけなのが退屈な原因でした。これだったら、別に物の怪の設定じゃなくてもまるでよかったと思いました。クライマックスで物の怪がきても主人公は見てるだけで、なぜかヒロインが物の怪を少し斬ったら、物の怪が戦意喪失して立ち去っちゃうというのも全く持ってついていけない映画でした。

鑑賞日: 2016/09/18 DVD

監督落合賢 
脚本土橋章宏
出演ディーン・フジオカ 
森川葵 
和田聰宏 
中島崇博 
峰蘭太郎 

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