映画【HiGH & LOW THE MOVIE】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　いろんな暴力グループが群雄割拠の中で、新たなグループが乱入してみんなで喧嘩する話。 

●感想

　映像はしっかりと派手で世界観がびっちりと決まった美術の中を各グループの色がしっかりとわけられたアクションのスタイルと画面の作りは日本のアクション映画としては安っぽくなかったのはよかったです。 

　ただ当然のことながらテレビシリーズの続きものなので、冒頭でめちゃくちゃ出てくるキャラクターの紹介がテロップ付きで流れますが、その時点でLDH初心者にはみんな同じ顔に見えて誰が誰だかわからなかったです。そのまま昔のグループの創立者が韓国人にそそのかされて街を破壊しようとしているので、それをみんなで止めているらしい。というのはわかりますが、話の進行がおそらくテレビの回想の連続なので、何が何やら感がハンパなかったです。クライマックスは特にカタキ役の気持ちを変えるために「昔はよかったな」感の連続で、カタキ役がいきなり慟哭を始めて「琥珀が落ちた」とみんなで解決しちゃうのか理解不能でした。 

　アクションシーンは工夫を凝らしていて、歌が流れてのワーワーと戦うミュージックビデオを見ているかのような楽しさがありました。 

　基本、漫画みたいなキャラクターたちが恥ずかしいセリフを言って決めていて笑ってしまいそうになりますが。そういう世界観もありっちゃありなのかなと見おわって感心させられてしまった映画でした。 

☆☆

鑑賞日: 2017/09/18　Blu-ray