映画【一命】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 切腹するする詐欺に嫌気がさした裕福な大名屋敷のトラブルの話。

●感想

 物語の序盤は、井伊家に現れた謎の浪人が何を考えているんだろうか? そして、巷で流行している狂言切腹をしようとした若い浪人が井伊家では狂言切腹が通用しないという回想が語られ、瑛太さん演じる若い浪人のすさまじい切腹シーンは直視するのも辛い壮絶な切腹シーンでした。

 そして、いよいよ本題の主人公がその若い侍を知っていると語り始めるところからの回想ですが。序盤は、貧乏ながらも幸せな生活をする主人公達が描かれます。ところが次々に不幸が襲い掛かっていくのですが。話も暗いし、役者さん達も暗く静かにお芝居をしていくので、見ている自分もどんどん暗くなっていきました。そして、最後はみんなずっとしくしくと泣いたり、号泣したり。マイナスな出来事の連続で、画面も暗いしで、ずーっと暗い気持ちのまま物語を見つめていました。それに、この家族のパートがチト長く感じてしまいました。やっぱり、ここまで長い時間、延々と落ち込む人を見てるのもいい気持ちしませんでした。

 そしてクライマックスの殺陣ですが、これも武士としての建前と人間としての本音の戦いの殺陣となるはずですが。ここでも、皆さん抑えたお芝居が続くので、イマイチ、盛り上がらない殺陣でした。同じ原作の【切腹】のほうが、バチバチの対決を観れた印象でした。それは、画面の迫力もそうですが。武家社会の残酷さ愚かさが、オリジナルのほうが伝わってきました。

 合間に挿入される四季の映像なんかも、綺麗なんですが。ただでさえ、展開がのろいのに。余計、退屈に見えてしまいました。

 とはいえ、歌舞伎役者さんの迫力はやっぱり凄くて、眼光鋭い表情は独壇場でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/10/15 TOHOシネマズ南大沢 2012/04/24 Blu-ray

監督三池崇史 
脚本山岸きくみ 
原作滝口康彦
出演市川海老蔵 
瑛太 
満島ひかり 
役所広司 
竹中直人 
青木崇高 
新井浩文 
波岡一喜 
笹野高史 
中村梅雀 
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