映画【道~白磁の人~】感想

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●こんなお話

  朝鮮半島で荒れた山を再開発した日本人の話。

●感想

 浅川巧という人物を知らなかったのでその人を知ることができてよかったです。そのような人が韓国の人たちから愛されていて、韓国の大地に記念碑まで建てられているのを知ることができました。

 ただ、映画としては面白味に欠けてしまっているように感じました。そもそもこの主人公は韓国の荒れた山々に植林して緑でいっぱいにしたいという願いで動いているはずなのに。途中から白磁という朝鮮の陶器を保護しようという流れになってしまうので、今までの流れがなんだったのか? というのがわかりませんでした。時間の流れも急すぎて、後妻となる進歩的な考えの女性がやってきて「ぼくは、再婚する気なんてないです」と言っていたのに、すぐに妊娠してたりと奥さんの描かれ方が皆無だったり。主人公と韓国人の親友以外はほとんど描かれないのに等しいです。植林所の怖い上司もいつの間にか理解ある人物に変化していたり。

 やっぱり植林をしにきて、いろいろ研究している男の話だから韓国の山は一体どうなったのか? というのを最後に見せてくれないと退屈でした。それに、主人公が韓国人にどう接したのかといえば、お年玉をあげたり野菜を高く買ったりとしているだけで。それだけで最後の棺の感動的なシーンは上手いこと機能しないと思いました。やっぱり韓国の山を緑いっぱいにして、それに韓国人が感動するというふうにしないといけないと思いました。

 ちょっと何を描きたかったのかがわからりづらい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2012/06/15 DVD

監督高橋伴明 
脚本林民夫 
原作江宮隆之
出演吉沢悠 
ペ・スビン 
酒井若菜 
石垣佑磨 
塩谷瞬 
黒川智花 
近野成美 
市川亀治郎 
堀部圭亮 
田中要次 
大杉漣 
手塚理美 
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